2026年の芳根京子のドラマ活動を語るうえで、最も注目したいのが『波うららかに、めおと日和』の続編だ。
前作は2025年4月24日から6月26日まで、フジテレビ系「木曜劇場」枠で全10話が放送された。西香はちの同名漫画を原作とし、昭和11年を舞台に、交際経験のないまま結婚した江端なつ美と、帝国海軍に勤める瀧昌の新婚生活を描いた作品である。
2026年の続編では舞台が昭和12年へ移る。芳根京子は引き続き江端なつ美、本田響矢は夫の江端瀧昌を演じる。約1年ぶりに同じ夫婦役で再共演し、結婚後の二人が新しい環境や出会いに向き合う姿が描かれている。
2026年の放送スケジュール
『波うららかに、めおと日和』続編
22:00

毎週木曜日・フジテレビ系木曜劇場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2026年10月15日 |
| 放送時間 | 毎週木曜22:00~22:54 |
| 主演 | 芳根京子 |
| 共演 | 本田響矢 |
| 舞台 | 昭和12年 |
| 原作 | 西香はち |
| 脚本 | 泉澤陽子 |
2026年11月5日時点の公式番組情報。
11月5日更新のフジテレビ公式番組ページでは、第5話のあらすじが公開されている。11月12日放送予定の第5話では、瀧昌が広島県・呉への異動を命じられ、なつ美を慣れない土地で一人にすることを心配する展開が予告されている。
夫婦の距離が縮まっていく甘い日常だけでなく、軍人である瀧昌の仕事と、妻として新しい生活に向き合うなつ美の選択も物語の軸になっている。
芳根京子と本田響矢の共演が注目される理由芳根と本田は前作で初共演。芳根が演じるなつ美は、明るく素直で、相手を思いやる気持ちを持った女性だ。一方、本田が演じる瀧昌は、軍人としての責任感を持ちながら、恋愛には不器用な人物である。
二人の関係を特徴づけるのは、長い交際期間を経て結婚した夫婦ではなく、結婚生活の中で少しずつ相手を知っていくという設定だ。視線や表情、言葉を選ぶ間合いなど、小さな演技の積み重ねが作品の魅力につながっている。
2026年の撮影開始時、芳根は約1年ぶりに江端家のセットに入り、「ただいま~!」と懐かしんだという。フジテレビの撮影現場レポートでは、本田もセットに用意されたカレイの煮付けの香りから前作の思い出がよみがえったと紹介されている。
また、続編の初回放送後、TVerの見逃し配信再生数は約240万回を記録した。これは2026年10月15日から21日までのTVer・FOD合計値としてフジテレビが公表した数字であり、作品への関心の高さを示す一つの指標となっている。
【出演作一覧・年代別】芳根京子のドラマ歴代出演作と役柄を年表で整理
芳根京子のドラマ出演経歴は、2013年のデビューから現在まで、着実に主演と重要な役柄を積み重ねてきた道のりだ。
所属事務所の公式プロフィールに掲載された出演履歴を中心に、代表的な作品を年代順にまとめた。出演作を調べる際は、女優デビュー作、連続ドラマ初主演、朝ドラのヒロインという3つの節目を区別すると、キャリアの変化を理解しやすい。
芳根京子のドラマ出演経歴・主要作品一覧| 年代 | ドラマ出演作・役名 | キャリア上の位置づけ |
|---|---|---|
| 2013年 | 『ラストシンデレラ』武内咲 『仮面ティーチャー』小松七海 『ハクバノ王子サマ』北凉子 |
女優デビュー |
| 2014年 | 『花子とアン』宮本富士子 | 朝ドラ出演 |
| 2015年 | 『探偵の探偵』紗崎咲良 『表参道高校合唱部!』香川真琴 |
連続ドラマ初主演 |
| 2016年 | 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』明日香 『モンタージュ 三億円事件奇譚』小田切未来 『べっぴんさん』坂東すみれ |
朝ドラヒロイン |
| 2017年 | 『小さな巨人』三島祐里 | 社会派警察ドラマ |
| 2018年 | 『海月姫』倉下月海 『イノセント・デイズ』佐渡山瞳 『高嶺の花』月島なな |
主演・シリアス作品への挑戦 |
| 2019年 | 『チャンネルはそのまま!』雪丸花子 『TWO WEEKS』月島楓 |
コメディ・サスペンス |
| 2020年 | 『コタキ兄弟と四苦八苦』さっちゃん 『大江戸グレートジャーニー』沙夜 『Akiko's Piano』 『あのコの夢を見たんです。』 |
多ジャンルへの出演 |
| 2021年 | 『半径5メートル』前田風未香 『コントが始まる』岸倉奈津美 『真犯人フラグ』二宮瑞穂 『君と世界が終わる日に』中越美亜 |
主演・重要キャスト |
| 2022年 | 『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』真田和泉 『オールドルーキー』深沢塔子 |
恋愛・スポーツドラマ |
| 2023年 | 『それってパクリじゃないですか?』藤崎亜季 『虹色のチョーク』佐倉結 |
お仕事ドラマ・社会派作品 |
| 2024年 | 『テレビ報道記者~ニュースをつないだ女たち』和泉令 『Re:リベンジ-欲望の果てに-』朝比奈陽月 |
報道・医療サスペンス |
| 2025年 | 『まどか26歳、研修医やってます!』若月まどか 『波うららかに、めおと日和』江端なつ美 |
主演作が続く |
| 2026年 | 『有罪、とAIは告げた』高遠寺円 『波うららかに、めおと日和』続編・江端なつ美 |
リーガルミステリー・続編主演 |
※主要なテレビドラマを中心に整理。単発出演や全作品を網羅した完全版ではありません。
芳根京子の女優デビュー作は、2013年4月期のフジテレビ系ドラマ『ラストシンデレラ』だ。武内咲役で出演し、これが映像作品における女優としての出発点となった。
翌2013年には『仮面ティーチャー』『ハクバノ王子サマ』にも出演。2014年にはNHK連続テレビ小説『花子とアン』で宮本富士子役を演じ、若手俳優として出演機会を広げていった。
ここで押さえておきたいのが、2013年のデビューと2015年のドラマ初主演は別の出来事だという点である。初主演作はTBS系『表参道高校合唱部!』で、デビューから約2年で主演の座をつかんだ。
【代表作を深掘り】『海月姫』『小さな巨人』『イノセント・デイズ』の魅力
芳根京子の出演作を語るうえで欠かせないのが、2017年から2018年にかけての作品群だ。この時期は、コミカルな人物像から社会派作品の緊張感ある役柄まで、演技の幅を示した重要な時期といえる。
1.『小さな巨人』三島祐里役2017年のTBS日曜劇場『小さな巨人』では、三島祐里役を担当した。
警察組織の内部にある権力争いや人間関係を描く本作は、組織の論理と個人の正義がぶつかり合う社会派ドラマ。芳根がそれまで多く演じてきた青春・恋愛系の役柄とは異なる、硬質な物語への出演だった。
この作品を見ると、芳根が主演作品だけでなく、実力派俳優が集まる群像劇の中でも存在感を発揮してきたことがわかる。
2.『海月姫』倉下月海役2018年1月期のフジテレビ系月9ドラマ『海月姫』では、主人公の倉下月海を演じた。
原作は東村アキコの人気漫画。クラゲを愛する女性・月海を中心に、個性的な仲間たちとの共同生活や恋愛模様を描いた作品である。
月海は、好きなものに対して強い情熱を持つ一方、人付き合いや自分の外見に自信を持てない女性だ。周囲の人物との交流を通じて少しずつ変化していく姿には、芳根の自然体の演技が生かされている。
朝ドラヒロインを務めた後に、漫画原作の個性的な主人公に挑戦した点も興味深い。作品ごとに印象を変えられる俳優としての強みが表れた代表作だ。
3.『イノセント・デイズ』佐渡山瞳役2018年のWOWOW『連続ドラマW イノセント・デイズ』では佐渡山瞳役を演じた。
本作は早見和真の小説を原作としたヒューマンサスペンス。死刑判決を受けた女性をめぐり、事件の真相や人間の記憶、周囲の人々の思いが描かれる。
『海月姫』の明るく親しみやすい世界とは対照的に、重いテーマを扱う作品だ。芳根の出演歴を追う際には、こうしたシリアスな作品も外せない。
4.『べっぴんさん』坂東すみれ役2016年度後期のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』では、ヒロインの坂東すみれ役を務めた。
戦後の神戸を舞台に、子ども服づくりに情熱を注ぐ女性の人生を描いた物語だ。芳根は、若い時代から人生のさまざまな局面を経験するすみれを演じ、長い物語を支える主演俳優としての経験を積んだ。
『表参道高校合唱部!』で連続ドラマ初主演を経験した翌年に、朝ドラヒロインへと抜てきされたことは、キャリアの大きな転換点になった。
【2021年~2026年】主演作の変化から見える芳根京子の演技力
2019年以降の芳根京子は、作品のジャンルだけでなく、演じる人物の職業や置かれた環境にも幅を持たせている。
『半径5メートル』で女性の生活に寄り添う2021年のNHKドラマ10『半径5メートル』では、女性週刊誌の若手編集者・前田風未香役で主演を務めた。
大きな事件や社会問題だけでなく、日常生活にある小さな違和感や女性たちの悩みに目を向ける物語だ。永作博美演じるベテラン記者とのコンビを通じて、取材する側の人間として成長していく姿が描かれた。
『小さな巨人』のような組織を舞台にした作品とは違い、人々の日常に近い視点で物語を進める役柄だった。
『それってパクリじゃないですか?』でお仕事ドラマに主演2023年の日本テレビ系『それってパクリじゃないですか?』では、主人公の藤崎亜季を演じた。
飲料メーカーの知的財産部を舞台に、情報漏えいや特許、知的財産をめぐる問題に向き合うお仕事ドラマだ。重岡大毅演じる弁理士・北脇雅美との凸凹コンビも見どころとなった。
専門知識を扱う職場を舞台にしながら、働く人々の成長や人間関係を描いた点で、『半径5メートル』とも通じる部分がある。
『まどか26歳、研修医やってます!』で研修医役に挑戦2025年1月から3月までTBS系火曜ドラマ枠で放送された『まどか26歳、研修医やってます!』は、芳根京子が主演を務めた作品だ。
演じたのは、医師1年目の研修医・若月まどか。医療現場の働き方改革に戸惑いながら、同期や先輩医師との関係を通じて成長していく人物である。
本作では、医療知識や技術だけでなく、患者との向き合い方、医師としての責任、個人としての人生設計などが描かれた。
TBS公式の作品紹介では、芳根にとって自身初の研修医役とされている。『半径5メートル』の編集者、『それってパクリじゃないですか?』の知的財産部員に続き、専門職を演じる主演作となった。
2026年は『有罪、とAIは告げた』でも主演2026年の出演作として見逃せないのが、NHK特集ドラマ『有罪、とAIは告げた』だ。
芳根が演じるのは、新人裁判官の高遠寺円。裁判所に試験導入されたAI判決システムをめぐり、人間が判断する意味や、司法における技術の役割を問うリーガルミステリーである。
原作は中山七里の同名小説。國村隼、風吹ジュン、臼田あさ美らが出演する。NHK BSプレミアム4Kでは2026年3月28日、NHK BSでは5月16日に放送された。
恋愛ドラマのなつ美とは大きく異なる、理性や判断力が求められる裁判官役だ。2026年の芳根の出演作を振り返る際には、『波うららかに、めおと日和』と並べて見たい作品である。
【評判と評価】芳根京子の代表作はなぜ視聴者の印象に残るのか
芳根京子の演技の特徴を考える際、単純に「清純派」「かわいらしい女優」といったイメージだけで整理するのは難しい。
実際の出演歴を見ると、青春ドラマ、朝ドラ、社会派ドラマ、サスペンス、恋愛コメディ、医療ドラマ、リーガルミステリーと、かなり幅広いジャンルに参加している。
作品の評価を示す受賞実績2025年放送の『波うららかに、めおと日和』は、作品としても高い評価を受けた。
第124回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では最優秀作品賞を獲得し、芳根京子は主演女優賞、本田響矢は助演男優賞を受賞した。また、東京ドラマアウォード2025でも優秀賞に選ばれている。
これらは作品と出演者への評価を示す客観的な実績だ。特に主演女優賞の受賞は、なつ美という人物を中心に物語を成立させた芳根の演技が評価されたことを示している。
芳根京子の演技を楽しむための3つの視点
1.長い時間を生きる人物の表現
『べっぴんさん』のような長期間の物語では、人物の成長や年齢による心境の変化を追える。芳根の主演俳優としての経験を知りたい人におすすめ。
2.コミカルな表情と自然体の演技
『海月姫』では、個性的な主人公の戸惑いや喜びを表情豊かに演じる。親しみやすいキャラクターを楽しみたい人に向いている。
3.重いテーマに向き合う表現
『イノセント・デイズ』や『有罪、とAIは告げた』では、緊張感のある物語の中で人物の心情を追える。シリアスな演技を見たい人におすすめ。
こうした比較からわかるのは、芳根の魅力が特定のジャンルだけに依存していないことだ。作品を選ぶ際には、話題性だけでなく、どの時期の芳根の演技を見たいのかという視点を持つと、出演作をより楽しめる。
【よくある質問】芳根京子のドラマ出演作に関するFAQ
Q1:芳根京子の女優デビュー作は何ですか?
A1:2013年4月期のフジテレビ系『ラストシンデレラ』です。武内咲役で出演しました。連続ドラマ初主演作は2015年の『表参道高校合唱部!』です。
Q2:芳根京子の代表作には何がありますか?
A2:『べっぴんさん』『表参道高校合唱部!』『小さな巨人』『海月姫』『イノセント・デイズ』『波うららかに、めおと日和』などが代表的な作品として挙げられます。
Q3:芳根京子の2026年最新ドラマは何ですか?
A3:2026年秋の最新連続ドラマは、フジテレビ系『波うららかに、めおと日和』の続編です。10月15日から毎週木曜22時に放送されています。
Q4:芳根京子と本田響矢はどのドラマで共演していますか?
A4:『波うららかに、めおと日和』で共演しています。芳根は江端なつ美、本田は夫の瀧昌を演じ、2025年の前作に続いて2026年の続編でも夫婦役を務めています。
Q5:『波うららかに、めおと日和』の続編はTBSのドラマですか?
A5:いいえ。制作・放送局はフジテレビです。フジテレビ系の木曜劇場枠で放送されています。作品データベースの一部には放送局の誤表記が見られますが、公式番組情報が正確な確認先です。
Q6:『波うららかに、めおと日和』の続編は正式に第2シリーズという名称ですか?
A6:フジテレビ公式の告知では「続編」と表記されています。「第2シリーズ」は作品を区別するためのデータベース上の表現として見かけることがありますが、公式の番組告知では続編という呼称が使われています。
Q7:芳根京子は2026年に『波うららかに、めおと日和』以外のドラマにも出演していますか?
A7:はい。NHK特集ドラマ『有罪、とAIは告げた』で新人裁判官の高遠寺円を演じました。2026年3月にBSプレミアム4K、5月にNHK BSで放送されています。
芳根京子のドラマ出演歴を振り返ると、2013年の『ラストシンデレラ』でのデビューから、2015年の『表参道高校合唱部!』での初主演、2016年の『べっぴんさん』での朝ドラヒロイン抜てきと、着実にキャリアを広げてきたことがわかる。
その後も『小さな巨人』『海月姫』『イノセント・デイズ』『半径5メートル』『それってパクリじゃないですか?』など、異なるジャンルの作品に出演。2025年には『まどか26歳、研修医やってます!』と『波うららかに、めおと日和』で主演を務め、2026年には『有罪、とAIは告げた』にも出演した。
そして現在の大きな注目作が、本田響矢との再共演となる『波うららかに、めおと日和』の続編だ。2025年の前作で評価された夫婦の物語が、昭和12年という新しい舞台でどのように展開していくのか、今後の放送にも期待が集まる。
芳根京子の出演作をこれから見るなら、明るい青春・恋愛作品を楽しみたい人は『表参道高校合唱部!』『海月姫』、キャリアの転換点を知りたい人は『べっぴんさん』、演技の幅を確かめたい人は『イノセント・デイズ』『有罪、とAIは告げた』がおすすめだ。
一つのイメージにとどまらず、作品ごとに異なる人物を演じてきた芳根京子。2026年の最新シリーズは、そのキャリアの新たな節目として注目したい。