- 現在の所属: 2026年10月5日に巨人から戦力外通告を受け、2027年シーズンの契約は結ばないと通知された。 - 復活の経緯: 2025年にくふうハヤテで好成績を残し、6月9日に育成から支配下へ復帰。翌10日に一軍デビューを果たした。 - 今後の進路: 2026年11月1日の報道では、NPB球団からのオファーを最優先に待ちつつ、韓国など海外球界への挑戦も視野に入れている。
【最新状況】山田龍聖は現在も巨人にいる?2026年の戦力外通告を確認
最初に押さえておきたいのは、2026年11月現在、山田龍聖は読売ジャイアンツの来季構想から外れ、現役続行に向けて新天地を探しているという事実です。
2026年10月5日、巨人は山田に対して2027年シーズンの選手契約を結ばない旨を通知したと発表しました。同日に通告を受けたのは山田のほか、郡拓也捕手と岡田悠希外野手です。萩尾匡也外野手についても自由契約が発表されました。
山田は2021年ドラフト2位という上位指名で入団し、育成契約を経て支配下に復帰した選手です。一度は一軍の舞台にも立っていただけに、今回の通告は注目を集めました。
スポーツ報知の報道によると、山田は戦力外通告を受けた際、現役続行への意欲を示しています。
「体がまだまだ元気なので、現役続行したいです」
この発言からも、本人が引退ではなく、別の球団でプレーを続ける道を望んでいることが分かります。
なお、日本野球機構(NPB)の2026年シーズンの個人成績ページや選手データには、巨人所属・背番号64という情報が残っています。しかし、これは2026年シーズンの所属・成績を記録したデータです。10月5日の契約非更新通知とは時点が異なるため、現在も巨人と契約中だと判断する根拠にはなりません。
戦力外通告と現役引退は別のものです。山田の場合、巨人との契約は終了する方向ですが、選手としてのキャリアまで終わったわけではありません。
【プロフィール】山田龍聖はどんな選手?富山県氷見市からプロの世界へ
基本プロフィール
山田龍聖(やまだ・りゅうせい)
- 生年月日:2000年9月7日
- 年齢:26歳(2026年11月現在)
- 出身地:富山県氷見市
- 身長・体重:184cm・92kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- ドラフト:2021年2位
- 経歴:高岡商業高校-JR東日本-読売ジャイアンツ
山田龍聖は、富山県氷見市出身の左腕投手です。高校時代から速球を武器にする投手として注目され、社会人野球のJR東日本でも実力を伸ばしました。
高岡商業高校時代に大阪桐蔭から11奪三振山田の名前が全国の高校野球ファンに知られるきっかけとなったのが、2018年夏の甲子園です。
高岡商業高校のエースとして第100回全国高校野球選手権大会に出場。3回戦では、春夏連覇を目指していた大阪桐蔭高校と対戦しました。
この試合で山田は、強力な大阪桐蔭打線を相手に8回を投げ、11奪三振、3失点という力投を披露しました。最速148キロの直球に加え、スライダーやフォークを織り交ぜた投球が持ち味でした。
試合は高岡商が1対3で敗れましたが、優勝候補に真っ向から立ち向かった左腕として強い印象を残しています。
高校時代の実績は、その後のプロ入りにつながる重要な評価材料になりました。
JR東日本で最速153キロの本格派左腕に成長高校卒業後、山田は社会人野球のJR東日本に進みます。
JR東日本の選手紹介では、ストレートを自身の強みとして挙げていました。社会人野球で経験を積むなかで球速も伸び、最速153キロを記録する左腕として評価されるようになります。
2021年のドラフト会議では、読売ジャイアンツが2位で指名。社会人出身でありながら年齢も若く、将来性と即戦力としての両面を期待された指名でした。
2022年から巨人に入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせます。
【経歴・年表】2022年入団から育成契約、支配下復帰までの全記録
山田龍聖のプロ入り後の歩みを理解するには、2024年オフの育成契約への移行と、2025年の支配下復帰を分けて見る必要があります。
特に背番号の変遷は、球団内での契約上の立場が変わったことを示す重要な手がかりです。
山田龍聖の年度別キャリアと背番号2022年、巨人に入団した山田は背番号28を与えられました。ドラフト2位という期待を背負いながらも、最初のシーズンは一軍登板を果たせませんでした。
二軍では制球面に課題を抱え、2022年の防御率は8.69。翌2023年には18試合に登板して防御率2.48と改善しましたが、左肩のコンディション不良などもあり、一軍への道は開けませんでした。
2023年オフには背番号が28から90へ変更されます。2024年は二軍29試合で2勝2敗、防御率1.65を記録。登板機会を重ねながら、投手として結果を残していました。
しかし、入団から3年間、一軍登板はありませんでした。
そして2024年オフ、山田は支配下登録を外れ、育成契約で再スタートすることになります。2025年は背番号011を背負い、再び一軍を目指す立場になりました。
2025年:くふうハヤテへの派遣が転機に育成選手となった山田にとって、2025年の大きな転機が、くふうハヤテベンチャーズ静岡への派遣でした。
派遣先では主に先発投手として起用され、ウエスタン・リーグで9試合に登板。2勝2敗、防御率1.79という成績を残しました。
この結果は、育成選手として再起を目指していた山田にとって大きなアピール材料になりました。
2025年5月28日には派遣期間が終了。くふうハヤテ側も公式発表で派遣終了を知らせており、予定より約1か月早い巨人への復帰となりました。
復帰後も好投を見せ、6月9日に支配下登録への復帰が決定します。
日刊スポーツによると、支配下登録の会見で山田は、一軍で活躍することを目標に掲げました。
「支配下だけでなく1軍で活躍するために」
育成契約からの復帰は、単に背番号が変わったというだけではありません。プロ入り後に一軍登板のなかった左腕が、自らの投球で再び支配下選手としての立場をつかんだ出来事でした。
2025年6月10日:念願の一軍デビュー支配下復帰の翌日、山田はプロ初の一軍登板を経験します。
舞台はソフトバンクとの交流戦。巨人の先発・井上温大が危険球によって退場となり、急きょ山田が二番手としてマウンドに上がりました。
昇格当日に訪れた予想外の登板機会でしたが、これが山田にとって待望の一軍デビューとなりました。
2025年の一軍成績は2試合、4イニング、3被安打、1被本塁打、2失点、防御率4.50。支配下復帰後に一軍で投げるという目標は達成したものの、定着には至りませんでした。
【戦力外通告の真相】なぜ防御率0.00でも巨人を離れることになったのか
今回の山田龍聖の戦力外通告で、多くのファンが疑問に感じるのは、2026年の一軍防御率が0.00だったという点でしょう。
数字だけを見ると、一軍で失点していない投手をなぜ放出するのか、という疑問が生まれます。しかし、プロ野球の選手評価は一軍防御率だけで決まるものではありません。
2026年の一軍・ファーム成績を比較2026年の山田は一軍で2試合に登板し、3イニングを投げて1安打無失点。防御率0.00という結果でした。
一方、ファームでは30試合に登板し、67イニングで2勝6敗2セーブ、防御率4.43という成績です。
| 項目 | 2026年一軍 | 2026年ファーム |
|---|---|---|
| 登板 | 2試合 | 30試合 |
| 投球回 | 3回 | 67回 |
| 勝敗 | 0勝0敗 | 2勝6敗 |
| セーブ | 0 | 2 |
| 被安打 | 1 | 58 |
| 奪三振 | 1 | 48 |
| 与四球 | 4 | 26 |
| 防御率 | 0.00 | 4.43 |
出典:スポーツナビ、NPB個人成績など。2026年シーズンの記録。
この比較から見えてくるのは、一軍で結果を残す機会が限られていたことと、ファームで年間を通じて安定した成績を残せなかったことです。
防御率0.00だけでは評価できない理由一軍の防御率0.00は確かに優れた数字です。ただし、対象となる投球回数はわずか3イニング。登板数も2試合に限られています。
また、3イニングで4四球を与えている点も見逃せません。奪三振は1つで、数字上は無失点でも、打者を安定して抑え続ける能力を十分に示したとは言い切れない登板数でした。
一方のファームでは67イニングを投げています。こちらは一軍の3イニングよりも年間の状態を反映しやすい数字です。防御率4.43、2勝6敗という成績は、今後の一軍戦力として評価するうえで課題が残る内容でした。
戦力外の理由は球団から具体的に説明されたのかここで重要なのは、巨人が公表したのは来季の契約を結ばないという通知であり、山田個人に対する詳細な査定理由まで発表したわけではないという点です。
そのため、戦力外の背景を特定の故障や監督との関係、本人の態度などに結びつけることはできません。
成績から読み取れるのは、限られた一軍登板機会に対して、ファームでの年間成績や投球内容を含めた総合評価をクリアできなかった可能性があるということです。
また、巨人は複数の投手を抱える球団であり、支配下登録枠や一軍の投手編成も限られています。左腕という特徴だけではポジションを確保できず、継続的な結果を求められるのがプロの厳しさです。
今回の通告は、一軍で一度も通用しなかったという評価とは異なります。実際に一軍登板を経験し、無失点で抑えた試合もありました。それでも年間を通じた競争のなかで、来季の契約を勝ち取れなかったというのが、数字から読み取れる現実です。
【投球スタイル】山田龍聖の武器は最速153キロの直球と緩急を生かした投球
山田龍聖の特徴は、左投左打の本格派投手であることです。高校時代から直球を軸にした投球が評価され、JR東日本時代には最速153キロを記録しました。
直球を中心にスライダーやフォークを組み立てる山田の投球スタイルは、力強いストレートを軸に変化球を織り交ぜるものです。
高校時代には、直球とスライダー、フォークを使い分け、大阪桐蔭打線から11三振を奪いました。社会人時代も直球の威力が高く評価され、プロ入りの大きな理由となっています。
一方、プロ入り後は制球面や変化球の精度などが課題となりました。球速が出ることと、一軍の打者を安定して打ち取れることは別問題です。
緩急を使える左腕という価値スポーツナビの選手紹介では、山田の持ち味を緩急を生かした投球と説明しています。
速球派の左腕は、打者のタイミングを外す投球ができれば大きな武器になります。特に左打者に対しては、左投手ならではの角度を生かした攻め方も考えられます。
ただし、速球だけに頼る投球では長いシーズンを戦い抜くことは難しく、変化球の精度や四球の抑制が欠かせません。
2026年の成績で与四球が一軍4、ファーム26だったことは、再起を目指すうえで取り組むべき課題の一つです。
【2026年11月最新】山田龍聖の今後は?トライアウトと海外挑戦の可能性
2026年11月1日付の日刊スポーツは、戦力外となった山田がNPB球団からのオファーを優先して待ちながら、韓国など海外球界への挑戦も視野に入れていると報じました。
同記事によると、山田は11月17日のトライアウトに向けて練習を続けています。
NPB球団への移籍が第一希望山田がまず望んでいるのは、国内のNPB球団で現役を続けることです。
2026年シーズンは一軍で2試合に登板し、3イニング無失点という実績を残しました。登板数は少ないものの、プロ野球の一軍で投げられることを示した点は、次の契約を目指すうえで材料になります。
ただし、ファームでの防御率4.43や与四球26という数字を改善する必要があります。新天地を獲得するためには、短い登板機会での好投だけでなく、年間を通じて安定して投げられることを示す必要があるでしょう。
韓国など海外球界も選択肢に日刊スポーツの取材では、山田は海外でのプレーについても前向きな考えを示しています。
「基本はNPBでオファーを待ちながら、韓国とか海外も視野に入れてやりたい」
NPBでの契約を第一に考えつつ、選択肢を国内だけに限定しない姿勢です。
韓国プロ野球など海外リーグでプレーする場合、日本とは異なる環境や投手起用への適応も求められます。左腕という特徴や、社会人野球からプロ入りした経験を生かせるかがポイントになります。
再起に向けてフォームも修正中同じ報道では、山田がシーズン後半に球速の低下を感じ、ボールに力が伝わりにくくなっていたことも伝えられています。
現在はトレーニング施設に通い、下半身の重心の置き方などを見直しているとのことです。フォームや感覚に改善の手応えを得ているとも話しています。
今後の注目点は、11月17日のトライアウトでどのような投球を見せるか、そして国内外の球団から具体的なオファーが届くかです。
2026年11月6日時点では、移籍先や契約先は確定していません。現役続行を目指している段階であり、今後の発表が待たれます。
【よくある質問】山田龍聖に関するFAQ
Q1:山田龍聖は現在、巨人に所属していますか?
A1:2026年10月5日に巨人から2027年シーズンの契約を結ばない旨を通知されています。2026年11月現在は、新天地を探して現役続行を目指している状況です。
Q2:山田龍聖が戦力外になった理由は何ですか?
A2:球団から個別の詳細な理由は公表されていません。2026年は一軍2試合で防御率0.00でしたが、ファームでは30試合、67イニングで防御率4.43、2勝6敗という成績でした。こうした年間成績やチーム編成を含めた総合評価が関係した可能性があります。
Q3:山田龍聖は育成契約から支配下に復帰したことがありますか?
A3:あります。2024年オフに育成契約となりましたが、2025年にくふうハヤテで2勝2敗、防御率1.79を記録。6月9日に巨人の支配下登録へ復帰しました。
Q4:山田龍聖の背番号は何番でしたか?
A4:巨人では2022~2023年が28、2024年が90、2025年前半の育成契約時が011、同年6月9日の支配下復帰後は64です。くふうハヤテへの派遣中は14を着用していました。
Q5:山田龍聖はいつ一軍デビューしましたか?
A5:2025年6月10日です。支配下復帰の翌日、ソフトバンク戦で井上温大の危険球退場を受けて緊急登板しました。
Q6:山田龍聖は今後も野球を続ける予定ですか?
A6:本人は現役続行を希望しています。2026年11月1日の報道では、NPB球団からのオファーを優先しながら、韓国など海外球界も視野に入れているとされています。11月17日のトライアウトに向けて準備を進めています。
山田龍聖は、高岡商業高校で甲子園を経験し、JR東日本を経て2021年ドラフト2位で巨人に入団した左腕です。
プロ入り後は一軍登板のない時期が続き、2024年オフには育成契約へ移行。しかし、2025年にくふうハヤテで結果を残し、6月に支配下登録へ復帰。翌日には念願の一軍デビューも果たしました。
その一方で、2026年は一軍で2試合、3イニング無失点に終わり、ファームでは防御率4.43。最終的に10月5日、巨人から戦力外通告を受けることになりました。
今回の出来事で忘れてはならないのは、山田が一度、育成契約から支配下登録への復帰を実現していることです。プロの世界で立場を失っても、投球内容を改善して再び評価を勝ち取った経験があります。
26歳という年齢、最速153キロの直球を投げる左腕という特徴、そして一軍登板の経験は、今後の可能性を考えるうえで注目すべき要素です。
2026年11月現在、次の所属先は決まっていません。11月17日のトライアウト、NPB球団からのオファー、さらには海外挑戦という選択肢も含め、山田龍聖がどのような形で現役続行への道を切り開くのか。育成から支配下復帰を果たした左腕の次の挑戦に注目が集まります。
主な参考資料:読売ジャイアンツ選手情報・契約関連報道、日本野球機構(NPB)個人成績、JR東日本野球部選手紹介、日刊スポーツ、スポーツ報知、高校野球ドットコム、スポーツナビ。