水嶋ヒロの現在を理解するうえで欠かせないのが、俳優から経営者へと活動の軸を広げたキャリアの変化だ。
公式プロフィールによると、水嶋は1984年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を卒業し、幼少期をスイスで過ごした。2005年に俳優として本格的に活動を開始し、2010年には第33回日本アカデミー賞新人俳優賞優秀賞などを受賞している。
しかし、俳優業だけに将来を委ねるのではなく、早い段階から会社経営やコンテンツ制作にも取り組んできた。
現在の活動の中心は株式会社3rd i connections株式会社3rd i connections(サードアイコネクションズ)は、水嶋ヒロが2016年4月に設立した会社だ。本人が代表取締役CEOを務めていることが公式プロフィールに記載されている。
それ以前の2009年には株式会社A stAtionを設立。コンテンツの企画、ディレクション、プロデュースなどを手掛けていた。
3rd i connectionsの設立は、芸能活動以外の事業を本格化させるための転換点だった。
その後は、株式会社じげんのCLO(Chief Lifestyle Officer)、マゼランリゾーツのブランディングディレクター、株式会社FIREBUGのコンテンツプロデューサーなどを歴任している。
水嶋ヒロは投資家として何をしている?水嶋ヒロの仕事でも関心を集めるのが投資家としての活動だ。
公式プロフィールでは、国内外のベンチャー企業への投資を行っていると紹介されている。
加えて、2018年の本人のブログでは、日常業務について次のような内容を挙げていた。
- 新しい事業につながるネットワーキング
- 事業戦略の立案
- ウェブサイトの運営
- 企画やコンテンツ制作
- 社外案件の監修
- 投資や会社の経理
- 海外プロジェクトへの対応
これは単に資金を出すだけの投資家ではなく、事業の企画や運営にも関わる経営者としての働き方を示している。
2019年のForbes JAPANのインタビューでも、俳優、プロデューサー、投資家、会社経営者という複数の顔が紹介された。
また、水嶋はライフスタイルブランド「JUDROP」を立ち上げ、第1弾商品として全身に使えるオールインワンシャンプーを展開したこともある。商品企画からブランド構築まで携わってきたことが分かる事例だ。
2025年には若手スタートアップ経営者との面談が報道2025年10月5日、AIスタートアップ企業の創業者である中山太洋氏が、水嶋とのツーショット写真を自身のSNSに掲載した。
2025年10月9日付の週刊女性PRIMEは、この面談について、水嶋がスタートアップ企業などに自己資金で出資するエンジェル投資家として活動していると報じた。
エンジェル投資家とは、創業初期の企業や起業家に自己資金を投じ、事業の成長を支援する個人投資家を指す。
今回の報道は、水嶋が現在もビジネス分野と接点を持っていることを示す具体的な出来事だ。
ただし、投資先企業の全容や投資金額、保有株式、運用成績などは公開されていない。具体的な資産規模を推測することはできない。
【経歴・年表】水嶋ヒロの俳優時代から現在までを整理
水嶋ヒロの活動は、俳優を辞めて突然実業家になったという単純なものではない。
俳優として知名度を高めながら、執筆、会社経営、商品プロデュースなどを並行して進めてきた。主な転換点を整理すると次のようになる。
| 時期 | 主な出来事・活動 | 意味 |
|---|---|---|
| 2005年 | 俳優活動を本格化 | 『ごくせん』などに出演 |
| 2006年 | 『仮面ライダーカブト』主演 | 天道総司役で人気を獲得 |
| 2007年 | 『花ざかりの君たちへ』出演 | 難波南役で人気を拡大 |
| 2009年 | A stAtion設立・絢香と結婚 | 経営と家庭の両面で転機 |
| 2010年 | 事務所退社・『KAGEROU』受賞 | 執筆と事業に活動の軸を移す |
| 2014年 | 映画『黒執事』主演 | 俳優として本格復帰 |
| 2016年 | 3rd i connections設立 | 芸能以外の事業を本格化 |
| 2018年 | 『東京BTH』ゲスト出演 | 国内ドラマに出演 |
| 2019年 | FIREBUGのコンテンツプロデューサー就任 | プロデュース領域を拡大 |
| 2025年 | エンジェル投資家としての近況が報道 | スタートアップ経営者との面談が話題 |
| 2026年 | 『カブト』20周年記念作品が公開 | 天道総司の出演・復帰に注目 |
この年表から読み取れるのは、俳優としてのキャリアを築いた後も、仕事の領域を継続的に広げてきたことだ。
実業家としての活動は一時的なものではない特に注目したいのは、2009年の会社設立だ。
水嶋は2010年に突然芸能界を離れたのではなく、それ以前から自分の会社を持ち、企画やプロデュースを経験していた。
2016年の3rd i connections設立は、その延長線上にある。
つまり、俳優業から実業家への転身は、一時的な休業というより、以前から準備してきた複数のキャリアを本格的に育てる選択だったと考えられる。
【芸能界を離れた理由】『KAGEROU』と齋藤智裕名義での作家活動
水嶋ヒロが芸能界から距離を置いた大きな転機は、2010年9月の所属事務所退社だった。
当時は人気俳優として注目を集めていた時期であり、突然の退社は芸能ニュースでも大きく取り上げられた。
退社理由は俳優以外の活動に専念するため2010年11月1日、MANTANWEBが報じた小説大賞の受賞会見で、水嶋は退社の経緯を説明した。
本人の説明では、退社は自ら希望したものであり、前所属事務所との関係も良好だった。
当時の水嶋が選んだのは、俳優業を中心に据えないライフスタイルだった。
会見では「命」をテーマにしたものづくりを続け、社会貢献につなげたいという考えも語っている。
『KAGEROU』がポプラ社小説大賞を受賞2010年刊行・第5回ポプラ社小説大賞受賞作
水嶋ヒロが本名の齋藤智裕名義で応募した小説。作家としての新たなキャリアを象徴する作品となった。
2010年10月31日、ポプラ社は第5回ポプラ社小説大賞の受賞作として『KAGEROU』を発表した。
水嶋は俳優としての知名度を伏せて応募しており、受賞会見では作品そのものが評価されたことへの喜びを語っている。
また、賞金2000万円については辞退したことも報じられた。
日刊スポーツによれば、同作は発売から約2週間で100万部を突破。俳優とは異なる分野で大きな話題を集めた。
俳優を完全に引退したわけではなかったここは誤解されやすいポイントだ。
水嶋は2010年に事務所を退社したが、俳優としての活動を永久にやめたわけではない。
2013年1月、日刊スポーツは映画『黒執事』で約3年ぶりに本格的な俳優復帰を果たすと報じた。
2014年公開の映画では、主人公セバスチャン・ミカエリスを演じただけでなく、共同プロデューサーも務めた。
この作品は、俳優と制作側の両方に関わる水嶋のキャリアを象徴している。
したがって、「水嶋ヒロは芸能界を引退した」という説明は正確ではない。正しくは、俳優を中心とした働き方から離れ、複数の事業を軸に活動してきたということだ。
【絢香との結婚生活】子供は娘2人!家族との現在
水嶋ヒロの妻は、シンガーソングライターの。
2009年2月22日に結婚し、2026年11月時点で結婚17周年を迎えている。
2人の結婚は、2009年4月の記者会見でも大きな注目を集めた。
結婚発表時、絢香はバセドウ病を公表しており、治療と音楽活動についても説明していた。
当時の会見では、水嶋が温かい家庭を築きたいという思いを語り、絢香も夫婦として支え合う姿勢を示していた。
子供は何人?長女と次女の2人水嶋ヒロと絢香の間には、2人の娘がいる。
| 項目 | 公表されている情報 |
|---|---|
| 長女 | 2015年6月誕生 |
| 次女 | 2019年10月誕生 |
| 2026年11月時点 | 長女11歳・次女7歳 |
| 両親 | 水嶋ヒロ・絢香 |
水嶋は自身のSNSで、娘たちの成長をたびたび紹介している。
2023年2月には結婚14周年を報告し、長女と次女の七五三の写真も公開した。
2024年4月の40歳の誕生日には、絢香が撮影した娘2人との手つなぎショットを投稿。父親としての自然な表情が話題になった。
2025年の投稿では娘の成長に驚く父親の姿も2025年10月9日、水嶋は自身のInstagramを更新し、娘と向き合って話をする写真を公開した。
投稿では、娘から相談を持ちかけられたエピソードを紹介。以前より食べる量が増え、身長も伸びたことに驚いた様子をつづっていた。
特に、娘の身長が母親の絢香と10センチほどしか違わなくなったという話は、子供の成長を実感するエピソードとして取り上げられた。
2026年10月には、絢香のInstagram投稿に水嶋が反応したこともテレビ朝日系の報道で紹介されている。家族に関する発信は続いており、夫婦の交流もうかがえる。
一方で、娘たちの学校や日常生活の詳細などは公表されていない。公開されている家族写真や本人の言葉から分かる範囲にとどまっている。
【仮面ライダーカブト20周年】水嶋ヒロの俳優復帰は実現する?
2026年の水嶋ヒロをめぐる大きな話題の一つが、『仮面ライダーカブト』の20周年だ。
2006年に放送されたテレビシリーズで、水嶋は主人公の天道総司を演じた。
天道総司は、圧倒的な自信と独特の哲学を持つ人物。水嶋の代表的な役柄として、現在も作品ファンの記憶に残っている。
2026年11月6日に20周年記念作品が公開東映の公式発表によると、Vシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』は、2026年11月6日から期間限定上映される。
物語の舞台は、テレビシリーズの戦いから20年後。
人類とワームが共存する世界で、ZECTが新たなマスクドライダーシステムを開発するというストーリーだ。
今回の主要出演者として公式発表されているのは、次の俳優たち。
- 佐藤祐基:加賀美新
- 徳山秀典:矢車想
- 加藤和樹:風間大介
- 弓削智久:三島正人
- 山口祥行:田所修一
- 本田博太郎:加賀美陸
気になるのは、主人公の天道総司を演じた水嶋ヒロの出演だ。
今回の東映公式発表では、主要出演者の一覧に水嶋の名前は掲載されていない。
加えて、公式あらすじでは、20年後の世界でも天道総司の行方は分からないという設定になっている。
これは、作品の物語そのものが天道の不在を重要な要素として扱っていることを意味する。
したがって、20周年作品の公開をもって水嶋の俳優復帰が決まったと考えることはできない。サプライズ出演や今後の追加発表についても、公式に確認できる情報が必要だ。
俳優復帰の可能性はあるのか水嶋は過去に『黒執事』で本格復帰し、その後も『東京BTH』などに出演している。
そのため、俳優としての活動を完全に封印しているわけではない。
ただし、2026年11月時点で、連続ドラマへのレギュラー出演や映画主演など、本格的な芸能活動再開を示す公式発表は確認できない。
現在の仕事の中心が経営や投資、企画・プロデュースにあることを踏まえると、仮に出演する場合も、本人の事業や生活とのバランスを考えた選択になる可能性がある。
【水嶋ヒロのInstagram最新画像】現在の外見や近況は?
水嶋ヒロの現在の姿を知る手掛かりとして、本人のInstagramも注目されている。
2025年10月の投稿では、以前の爽やかな短髪スタイルとは異なり、長髪を後ろでまとめ、ひげを蓄えた姿を披露した。
J-CASTニュースなどは、久しぶりに公開された顔写真について、以前の印象との違いや筋肉質になった体格を取り上げた。
2025年10月には投資家としての近影も話題に2025年10月5日には、若手起業家の中山太洋氏とのツーショットが公開された。
この写真をきっかけに、俳優としてではなく、投資家として若手経営者と交流する水嶋の姿に関心が集まった。
なお、2026年11月6日付の週刊女性PRIMEにも同じ近影を扱う記事が掲載されているが、これは2025年10月に公開した記事の再紹介である。2026年11月に新たな面談や撮影が行われたという意味ではない。
SNSで確認できるのは仕事だけではない水嶋のSNSでは、仕事に関する発信だけでなく、娘との交流や家族との時間を感じさせる投稿も見られる。
特に2025年10月の父娘の写真は、娘の相談に耳を傾ける父親としての姿が印象的だった。
一方、SNSの更新頻度は一定ではない。投稿が少ない時期があるからといって、仕事をしていない、あるいは芸能活動を完全に辞めたと判断することはできない。
現在の水嶋を知るには、本人の公式発信と、事業に関する公式プロフィール、報道機関の取材記事を分けて見ることが大切だ。
【水嶋ヒロの現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:水嶋ヒロは2026年現在、何をしている?
A1:株式会社3rd i connectionsの代表取締役CEOとして、事業企画やプロデュース、投資などの分野で活動してきた。公式プロフィールでは国内外のベンチャー企業への投資も紹介されている。
Q2:水嶋ヒロは投資家として成功している?
A2:国内外のベンチャー企業への投資活動が公式プロフィールに記載され、2025年にはエンジェル投資家としての面談も報道された。ただし、投資金額や資産総額、運用成績は公表されていない。
Q3:水嶋ヒロと絢香の子供は何人?
A3:娘が2人いる。長女は2015年6月、次女は2019年10月生まれ。2026年11月時点では、それぞれ11歳と7歳。
Q4:水嶋ヒロは芸能界を引退した?
A4:芸能界からの完全引退を発表した事実はない。2010年に所属事務所を退社した後も、2014年の映画『黒執事』や2018年の『東京BTH』などに出演している。
Q5:水嶋ヒロは仮面ライダーカブト20周年作品に出演する?
A5:2026年11月6日公開の『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』について、東映が公表した主要出演者一覧に水嶋ヒロの名前はない。出演が確定したという公式情報は確認できない。
Q6:水嶋ヒロの小説『KAGEROU』は誰の名義で出版された?
A6:本名の齋藤智裕名義で応募・出版された作品で、第5回ポプラ社小説大賞を受賞した。2010年に刊行され、作家としても注目された。
Q7:水嶋ヒロの現在の姿はInstagramで見られる?
A7:本人の公式Instagramで近況を確認できる。2025年10月には長髪とひげを蓄えた近影や、娘との写真が公開されて話題になった。
2026年11月現在の水嶋ヒロは、かつての人気俳優という肩書きだけでは捉えきれない人物になっている。
2005年の俳優デビューから『仮面ライダーカブト』『花ざかりの君たちへ』『メイちゃんの執事』で人気を築き、2010年には『KAGEROU』で作家としても評価された。
その後は会社経営、コンテンツプロデュース、ブランド事業、ベンチャー投資などに活動を広げている。
現在の動向を判断するうえで押さえておきたいのは、次の3点だ。
1. 仕事の中心は経営・企画・投資。 3rd i connectionsを軸とするビジネス活動が、俳優以外のキャリアを形づくっている。
2. 家族との生活も大切な活動の背景。 絢香との結婚生活は17年目を迎え、2人の娘も成長している。
3. 俳優復帰は未確定。 『仮面ライダーカブト』20周年作品は2026年11月6日に公開されたが、水嶋の主要キャストとしての出演は公式発表されていない。
特に注目したいのは、2010年の事務所退社がキャリアの終わりではなく、新しい働き方の出発点だったことだ。
俳優としての知名度を持ちながら、会社経営や投資、コンテンツ制作に取り組む。その活動の根底には、家族を大切にしながら自分自身で仕事をつくっていくという考え方が見える。
今後、天道総司として再びスクリーンに登場するのか、それとも実業家・投資家として新たな事業に挑戦するのか。水嶋ヒロの次の動きは、引き続き注目される。