2026年11月6日現在、プロ野球の一軍登録選手を調べるうえで欠かせないのが、日本野球機構(NPB)が発表する「出場選手登録および登録抹消」の公式公示です。一軍登録選手とは、球団に所属する選手のうち、一軍公式戦に出場する資格を得ている選手のこと。試合に出場できる登録人数には上限があり、支配下登録や育成選手の制度とも密接に関係しています。
2026年のプロ野球では、12球団それぞれが投手・捕手・内野手・外野手を組み合わせて一軍の戦力を編成しています。NPB公式公示に掲載された10月17日時点の登録選手一覧を基準に、読売ジャイアンツや横浜DeNAベイスターズの選手構成、支配下登録835名・育成選手232名というシーズン終了時のデータ、登録抹消後の再登録ルールまで整理します。
【基礎知識】一軍登録選手とは?2026年の登録人数と上限を解説

プロ野球の一軍登録は、正式には「出場選手登録」と呼ばれます。
選手が球団に所属しているだけでは、一軍公式戦に出場できません。球団が所定の手続きを行い、NPBの公示によって出場選手として登録される必要があります。
ここで混同しやすいのが、一軍登録とベンチ入りの違いです。
2026年シーズンの基本的な人数は次のとおりです。
- 出場選手登録:最大31名
- 試合ごとのベンチ入り:最大26名
- 登録されていてもベンチに入らない選手:最大5名
つまり、31名が一軍登録されていても、全員がその日の試合でベンチに入るわけではありません。
例えば、先発投手の登板間隔やブルペンの運用、相手チームとの相性などを考慮して、登録選手の中から26名を選びます。
ベンチ入りしなかった選手も、登録が抹消されていなければ一軍登録選手のままです。
この違いを理解すると、試合前のメンバー発表や登録変更のニュースが格段に読みやすくなります。2026年の登録人数については、同年の制度を説明する報道資料でも31名・26名の枠が確認されています。
一軍登録選手とスタメンの違い一軍登録選手、ベンチ入り選手、スターティングメンバーは、それぞれ異なる区分です。
| 区分 | 意味 |
|---|---|
| 支配下登録選手 | 球団と支配下選手契約を結んでいる選手 |
| 一軍登録選手 | 一軍公式戦に出場できる資格を持つ選手 |
| ベンチ入り選手 | その試合でベンチに入る選手 |
| スタメン | 試合開始時に先発出場する選手 |
| 控え選手 | ベンチ入りして途中出場などに備える選手 |
特に重要なのは、一軍登録されていることと、試合に先発出場することは別問題だという点です。
一軍登録は出場資格を示すものであり、監督がどの選手を起用するかは別の判断になります。
【2026年最新一覧】プロ野球12球団の一軍登録状況と人数を比較
NPB公式公示に基づく12球団の登録人数2026年11月6日時点で確認できるNPBの出場選手一覧は、10月17日時点の登録状況を掲載しています。
以下は同日のNPB公式公示に掲載された選手を、球団・ポジション別に整理したものです。
2026年10月17日時点/NPB公式公示の選手区分を集計
この一覧から分かるのは、12球団すべてが31名を登録しているわけではないということです。
31名に達しているのはDeNA、巨人、中日、日本ハム、西武の5球団です。一方、ヤクルトは24名、広島は26名となっています。
登録人数が少ないからといって、必ずしも戦力が不足しているわけではありません。故障者の状況、投手の登板間隔、ファームからの昇格方針などによって、球団ごとの登録人数は変動します。
2026年の巨人・一軍登録選手一覧NPB公式公示・2026年10月17日時点
読売ジャイアンツの一軍登録選手は31名です。
投手(14名)
西舘勇陽、竹丸和幸、代木大和、中川皓太、則本昂大、田中瑛斗、森田駿哉、船迫大雅、泉圭輔、平内龍太、堀田賢慎、R.マルティネス、井上温大、小笠原慎之介。
捕手(3名)
甲斐拓也、小林誠司、大城卓三。
内野手(9名)
吉川尚輝、門脇誠、坂本勇人、石塚裕惺、B.ダルベック、泉口友汰、リチャード、増田陸、平山功太。
外野手(5名)
丸佳浩、松本剛、中山礼都、佐々木俊輔、笹原操希。
巨人の構成では投手14名が目立ちます。投手陣の運用と野手の守備・打撃のバランスを考えた編成を読み取る際、ポジション別の人数は参考になります。
なお、巨人の公式サイトにも一軍登録選手の情報が掲載されており、選手の詳細や写真などを確認する際に役立ちます。
2026年の横浜DeNAベイスターズ・一軍登録選手一覧NPB公式公示・2026年10月17日時点
横浜DeNAベイスターズも31名の登録です。
投手(14名)
東克樹、伊勢大夢、島田舜也、吉野光樹、尾形崇斗、片山皓心、J.ルイーズ、浜地真澄、石田裕太郎、平良拳太郎、S.レイノルズ、中川虎大、岩田将貴、馬場皐輔。
捕手(3名)
松尾汐恩、戸柱恭孝、古市尊。
内野手(8名)
林琢真、牧秀悟、筒香嘉智、三森大貴、柴田竜拓、井上朋也、成瀬脩人、宮﨑敏郎。
外野手(6名)
度会隆輝、佐野恵太、神里和毅、勝又温史、蝦名達夫、J.エンカーナシオン。
DeNA公式サイトの「出場選手登録」ページでは、登録と抹消の履歴も確認できます。
例えば、2026年10月16日には片山皓心が登録され、石田健大が登録抹消となりました。このような履歴を追うことで、単なる選手名簿では分からないチームの入れ替えも把握できます。
【支配下登録と育成選手】一軍登録との違いを数字で検証
一軍登録選手を理解するには、支配下選手と育成選手の違いも押さえておく必要があります。
この2つは同じ選手登録制度の中でも、役割が異なります。
2026年の支配下登録選手は835名NPBが公表した2026年度の公式戦全日程終了時のデータでは、次の人数が掲載されています。
支配下登録選手835名
育成選手232名
合計
1,067名
NPB公表・2026年公式戦全日程終了時
支配下選手は、球団が通常の選手契約を結んで保有する選手です。
日本プロフェッショナル野球協約では、原則として1球団70名以内という支配下登録の制限が設けられています。
12球団すべてが上限まで登録した場合、理論上の最大人数は840名です。2026年の公式発表で835名となっているのは、この上限に対して5名分の余裕があったことを示しています。
育成選手はなぜ一軍に登録できないのか育成選手は、将来の支配下登録を目指して育成契約を結んでいる選手です。
通常、背番号は3桁で、支配下選手とは契約上の区分が異なります。
育成選手が一軍公式戦に出場するためには、まず支配下選手への移行が必要です。
この制度は、球団が若手選手や故障からの復帰を目指す選手などに育成の機会を与えながら、将来的な戦力として見極める仕組みでもあります。
2026年7月31日のNPB公示では、次のような育成から支配下への移行が発表されています。
- 読売ジャイアンツ:鈴木大和(背番号001から59)
- 埼玉西武ライオンズ:是澤涼輔(背番号122から65)
- 中日ドラゴンズ:福元悠真(背番号209から40)
いずれも育成選手から支配下選手への移行です。
ここで注意したいのは、支配下登録されたからといって、すぐに一軍登録されるとは限らないことです。
支配下契約への移行と、一軍の出場選手登録は別々の手続きです。
つまり、育成から支配下に移行した選手も、球団の判断によってファームで調整を続ける場合があります。
【登録抹消の仕組み】一軍から外れる理由と再登録までの10日間
一軍登録選手の入れ替えは、プロ野球のシーズン中に繰り返し行われています。
選手が一軍登録から外れる手続きを「出場選手登録抹消」と呼びます。
登録抹消される主な理由登録抹消には、いくつかの代表的な理由があります。
1.故障やコンディション不良
投手の肩や肘の状態、野手の足や腰の故障など、試合への出場が難しくなった場合です。
無理に一軍で起用するよりも、ファームで治療や調整を優先することがあります。
2.成績や調子の変化
打撃不振や投球内容の悪化などを受け、ファームで調整するケースです。
3.チーム編成上の入れ替え
ファームで好調な選手を一軍に昇格させるため、別の選手を登録抹消する場合もあります。
4.投手運用の調整
先発投手の登板間隔や救援投手の負担を考慮して、登録枠を入れ替えることがあります。
登録抹消は、必ずしも選手への評価が低下したことを意味しません。故障の回復やチーム全体の戦力運用を目的とする場合もあります。
登録抹消後は何日で再登録できる?通常の出場選手登録では、抹消された選手が再び登録されるまでに10日間の制限があります。
日本プロフェッショナル野球協約第85条では、登録抹消の公示日を含めて10日を経過しなければ、再び出場選手登録を申請できないと定めています。
具体例を見てみましょう。
再登録までの具体例
10月17日:登録抹消
この日を1日目として数える。
10月18日〜26日:再登録できない期間
10日間の制限期間が続く。
10月27日以降:再登録が可能
球団が必要な手続きを行えば、再登録できる。
実際にNPBが公示した2026年10月17日の登録抹消にも、「10月27日以後でなければ出場選手の再登録はできません」と記載されています。
ただし、再登録可能日を迎えたからといって、自動的に一軍へ戻れるわけではありません。
球団が選手の状態やチーム事情を判断し、改めて登録手続きを行う必要があります。
【ポジション別の登録人数】投手・捕手・内野手・外野手の構成を見るポイント
一軍登録選手一覧を分析するとき、単純な合計人数だけでなく、ポジション別の構成にも注目したいところです。
投手の人数はチームの運用方針を反映する2026年10月17日時点の12球団を比較すると、投手の登録人数には大きな違いがあります。
例えば、日本ハムは16名、巨人・DeNA・中日・西武は14名です。一方、広島とヤクルトは9名となっています。
投手の登録人数が多いチームでは、先発と救援の運用、登板間隔、ブルペンの選択肢などが編成を考えるうえで重要になります。
ただし、投手が多いことだけで投手力が高いと判断することはできません。
登録されている投手の役割や実績、コンディションまで見る必要があります。
捕手・内野手・外野手の人数もチェック野手の登録人数からは、守備位置の選択肢や控え選手の厚みを読み取れます。
- 捕手: 先発捕手のほか、守備固めや代打にも対応できる選手がいるか。
- 内野手: 二遊間や三塁、一塁を複数の選手でカバーできるか。
- 外野手: 左右の打撃バランスや守備範囲、代走要員が確保されているか。
特に複数ポジションを守れる選手は、登録枠の限られた一軍において重要な役割を担います。
一軍登録人数は、単純な人数比較だけではなく、選手の役割や守備の組み合わせと一緒に見ることで、チームの編成方針が分かりやすくなります。
【公式情報の確認方法】NPB公示・球団公式サイト・Player Lensの使い分け
2026年の一軍登録選手を正確に調べるなら、情報源によって役割を分けることが大切です。
最優先で確認したいのはNPB公式公示日本野球機構の公式サイトには「出場選手登録および登録抹消」という専用ページがあります。
ここでは、次の情報を確認できます。
- 登録された選手の名前
- 登録抹消された選手の名前
- 所属球団
- 選手のポジション
- 背番号
- 登録抹消後の再登録可能日
特に重要なのは、登録変更の公示日です。
選手名鑑や球団の通常の選手一覧だけでは、現在の一軍登録状態まで把握できない場合があります。
巨人・DeNAなどは球団公式サイトも活用球団公式サイトでは、NPB公示に加えて、球団独自の選手紹介や登録履歴などを確認できます。
読売ジャイアンツでは「一軍登録選手一覧」、横浜DeNAベイスターズでは「出場選手登録」のページが参考になります。
DeNA公式の登録情報は、日付ごとに登録と抹消が整理されているため、選手の入れ替わりを追いやすい構成です。
Player Lensは一覧比較や集計の補助に使うPlayer Lensの2026年選手登録状況のような集計サービスは、球団別の登録人数、ポジション別構成、支配下・育成の人数を比較したいときに便利です。
ただし、登録や抹消の正式な根拠になるのはNPBの公示です。
情報を確認する順番としては、次の考え方が適しています。
1. NPB公式公示で登録変更を確認する。
2. 球団公式サイトで選手情報や登録履歴を照合する。
3. Player Lensなどの集計サービスで球団間の比較を行う。
なお、2026年10月22日にNPBが発表した日本シリーズの出場資格者名簿は、通常の一軍登録とは異なる制度です。日本シリーズでは支配下選手から40名以内が出場資格者となり、その中から各試合のベンチ入り26名を選びます。通常のシーズン登録人数と混同しないようにしましょう。
【一軍登録選手に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の一軍登録選手は何人までですか?
A1:2026年シーズンの出場選手登録は原則31名以内です。試合ごとにベンチ入りできる選手は最大26名で、登録されていてもベンチに入らない選手がいます。
Q2:一軍登録と支配下登録は何が違いますか?
A2:支配下登録は球団と選手が結ぶ契約上の区分で、一軍登録は一軍公式戦への出場資格を得るための手続きです。支配下登録されていても、二軍で調整している選手は一軍登録されていません。
Q3:育成選手は一軍の試合に出場できますか?
A3:育成選手のままでは通常の一軍公式戦に出場できません。まず支配下選手に移行し、その後に出場選手登録される必要があります。
Q4:一軍登録を抹消されたら何日で戻れますか?
A4:通常は抹消公示日を含めて10日間が経過した後に再登録できます。例えば10月17日に抹消された場合、10月27日以降が再登録可能日です。
Q5:一軍登録されているのに試合に出ないのはなぜですか?
A5:一軍登録は試合への出場資格を示すもので、スタメンやベンチ入りを保証するものではありません。試合ごとのベンチ入り人数や監督の起用方針によって、出場機会がない場合もあります。
Q6:2026年11月現在の一軍登録選手一覧はどこで確認できますか?
A6:NPB公式サイトの「出場選手登録および登録抹消」が基本となります。2026年11月6日時点では、通常のシーズン登録一覧は10月17日時点の公示を基準に確認できます。シーズン終了後の契約変更や移籍情報とは分けて見る必要があります。
Q7:巨人やDeNAの一軍登録選手を確認する方法は?
A7:NPB公式公示に加えて、読売ジャイアンツ公式サイトの一軍登録選手一覧、横浜DeNAベイスターズ公式サイトの出場選手登録ページを確認する方法があります。
2026年のプロ野球における一軍登録選手を理解するには、単純な選手名の一覧だけでなく、登録制度そのものを把握することが欠かせません。
押さえておきたい要点は次の5つです。
- 一軍の出場選手登録は原則31名以内。
- 試合ごとのベンチ入りは最大26名。
- 支配下登録と育成選手は契約上の区分が異なる。
- 通常の登録抹消後は10日間の再登録制限がある。
- 最新情報の確認にはNPB公式公示が最も重要。
2026年の公式戦全日程終了時には、支配下登録選手835名、育成選手232名がNPBから公表されました。また、10月17日時点の一軍登録一覧では、巨人とDeNAがそれぞれ31名を登録していました。
プロ野球の一軍登録は、選手の現在地だけでなく、球団の戦力運用や若手育成の方向性を読み解く手掛かりにもなります。
【プロの結論】
一軍登録選手を調べる際に最も大切なのは、「誰が所属しているか」「誰が一軍に登録されているか」「誰がその試合に出場できるか」を区別することです。
この3つを分けて確認すれば、登録抹消のニュースに過剰に反応したり、育成選手の昇格を誤解したりすることも少なくなります。
2027年に向けた契約更改、移籍、育成からの支配下昇格なども含め、NPB公式公示を基準に最新の選手動向を追うことが、正確なプロ野球情報を得るための確実な方法です。