2026年の帝京大可児男子サッカー部は、岐阜県内でのタイトル争いと東海地区のリーグ戦を並行して戦っている。
特に注目したいのが、第105回全国高校サッカー選手権岐阜県予選だ。
第105回全国高校サッカー選手権岐阜県予選の結果2026年の帝京大可児は、準決勝までの3試合で安定した結果を残している。
- 10月17日・3回戦:多治見北に10対0で勝利
- 10月24日・準々決勝:土岐商に3対0で勝利
- 10月31日・準決勝:中京に3対0で勝利
- 11月7日・決勝:美濃加茂と対戦予定(12時05分開始)
準決勝では中京を相手に3得点を挙げ、無失点で決勝進出を決めた。
注目すべきは、決勝の相手が美濃加茂であることだ。2025年の第104回大会でも両校は決勝で対戦しており、その際は帝京大可児が4対1で勝利している。
2026年は、帝京大可児が勝てば8大会連続の岐阜県代表となる。7連覇を達成した前年に続く記録更新が懸かっている。
高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ東海の順位選手権県予選とは異なる視点でチームの実力を測れるのが、プリンスリーグ東海だ。
2026年10月17日の第15節終了時点で、帝京大可児は10チーム中5位につけている。
プリンスリーグ東海・2026年成績
順位5位
10チーム中
勝ち点24
第15節終了時点
勝敗
7勝3分5敗
得失点
28得点・25失点
直近の主な試合
- 9月26日:静岡学園と3対3
- 10月3日:浜松開誠館に4対3で勝利
- 10月10日:愛工大名電に4対1で勝利
得点面では、2年生の高田憲慎が8得点でチームトップ。3年生の今鷹叶が4得点、西田貫佑が3得点で続いている。
上級生だけに得点が集中していない点は、翌年度以降を見据えるうえでも興味深い。特に高田は2年生であり、2027年シーズンにもつながる選手として注目される。
2026年インターハイではPK戦で惜敗夏の全国高校総体では、7月25日の1回戦で富山第一と対戦した。
試合は70分間を通じて0対0。PK戦にもつれ込んだものの、帝京大可児は3対4で敗れ、初戦敗退となった。
県内で強さを示す一方、全国の強豪との一発勝負では結果を残しきれなかったことも2026年シーズンの要点だ。
【選手名簿を徹底整理】2026年度の部員数・学年別メンバーと注目選手
帝京大可児サッカー部の特徴の一つが、充実した選手層だ。
公式サッカー部サイトでは、2026年度の高校男子・高校女子・中学男子それぞれの選手名簿が公開されている。
男子高校サッカー部の学年別人数2026年度の公式プロフィールに掲載されている部員数は次のとおり。
- 高校男子:122名(マネージャー2名を含む)
- 高校女子:31名
- 中学:52名
男子の学年別選手ページには、以下の人数が掲載されている。
| 学年 | 掲載人数 |
|---|---|
| 高校3年生 | 36名(マネージャー1名) |
| 高校2年生 | 47名(マネージャー1名) |
| 高校1年生 | 42名 |
なお、学年別ページの表示人数を合計すると125名となり、プロフィールの122名とは一致しない。女子についてもプロフィールの31名と学年別表示の合計30名に差がある。公式ページ間で人数の表示に違いがあるため、正確な在籍人数については学校への確認が必要だ。
2026年度の選手名簿に掲載されている選手公式名簿では、背番号・氏名・ふりがな・ポジション・出身チームなどを確認できる。
学年ごとの掲載選手から、代表的な名前を挙げると次のようになる。
高校3年生
- 板頭一磨
- 加藤充士郎
- 今鷹叶
- 坂口聖七
- 湯澤天汰
- 西田貫佑
- 原田修汰
高校2年生
- 高田憲慎
- 内山瑛斗
- 荒川星七
- 加藤奏心
- 竹内優羽
- 橋爪駿
- 西山宗志
高校1年生
- 棚瀬廉介
- 杉原逞
- 磯西紘澄
- 村田陸翔
- 郡司蒼
- 洞口陽翔
- 志賀一斗
ここで押さえておきたいのは、公式名簿に名前があることと、選手権の登録メンバーやスターティングメンバーに選ばれていることは別だという点だ。
部員数が多いチームでは、学年別の所属選手、リーグ戦出場選手、全国大会登録選手を区別して見る必要がある。
得点ランキングから見る注目選手2026年プリンスリーグ東海の得点記録をもとにすると、特に注目したいのは以下の3人だ。
8
高田憲慎
高校2年生・チーム内得点トップ
4
今鷹叶
高校3年生
3
西田貫佑
高校3年生
出典:2026年プリンスリーグ東海の得点者集計。第15節終了時点。
高田憲慎が2年生ながら得点ランキングで先頭に立っている点は、今シーズンの見逃せない材料だ。
一方、3年生の今鷹や西田も得点を重ねており、複数の学年に得点源が存在している。
【歴代成績を検証】帝京大可児サッカー部はなぜ強い?全国大会の実績と評判
帝京大可児高校サッカー部は、2004年に強化指定部として活動を開始した。
中学サッカー部は2003年に創部されており、高校だけでなく中学生年代から競技力を育てる体制を持っている。
全国高校サッカー選手権の歴代成績過去の戦績を見ると、岐阜県内での安定した実績と、全国大会での挑戦の両方が確認できる。
| 年度 | 岐阜県予選・主な大会 | 全国大会・リーグ |
|---|---|---|
| 2006年 | 選手権県大会優勝 | 全国2回戦進出 |
| 2010年 | 選手権県大会優勝 | 全国1回戦敗退 |
| 2017年 | 選手権県大会優勝 | 全国ベスト16 |
| 2019年 | 選手権県大会優勝 | 全国1回戦敗退 |
| 2020年 | 選手権県大会優勝 | 全国ベスト16 |
| 2021年 | 選手権県大会優勝 | 全国2回戦進出 |
| 2022年 | 選手権県大会優勝 | 全国1回戦敗退 |
| 2023年 | 選手権県大会優勝 | 全国2回戦進出 |
| 2024年 | 6年連続で県大会優勝 | 全国ベスト16 |
| 2025年 | 7年連続で県大会優勝 | 全国1回戦敗退 |
特に2017年と2024年の全国ベスト16は、歴代成績を振り返る際の重要な実績だ。
また、2025年の選手権県予選では美濃加茂を4対1で下し、7年連続12回目の全国大会出場を決めた。
県内で勝ち続けることと、全国で上位に進出することは別の課題だ。帝京大可児の歴史には、その両方に挑戦してきた経緯が表れている。
強さを支える3つの要素1. 中学から高校までの育成環境
帝京大学可児中学校にもサッカー部があり、高校への進学を見据えた競技環境が整っている。
実際に2026年度の高校男子名簿には、帝京大学可児中学校から進学した選手が複数掲載されている。
中学年代から同じ学校の環境で活動できることは、チームの継続性という観点で強みになる。
2. 122名規模の男子部員による競争環境
100名を超える部員がいることは、ポジション争いやカテゴリー別のチーム編成において選手層の厚さにつながる。
公式の2025年戦績では、岐阜県リーグ1部で優勝、2部で4位という結果も残している。
トップチームだけでなく、複数カテゴリーで競技経験を積める仕組みがあることは、育成面で注目したいポイントだ。
3. 専門スタッフと複数の練習施設
2026年4月現在の公式スタッフ一覧では、高校男子の監督を仲井正剛氏が務め、栗本剛司氏、舩越健治氏がコーチとして掲載されている。
さらにGKコーチの原幸大氏、トレーナーの佐藤絵里氏も配置されている。
練習場所はTECOフィールド、Lポート、けやきフィールドの3施設。TECOフィールドとけやきフィールドはいずれも人工芝だ。
このように、競技実績だけではなく、選手数・スタッフ・施設を組み合わせた育成基盤が帝京大可児の強さを支えている。
【男女・中学の活動体制】帝京大学可児女子サッカー部と中学サッカー部の実態
帝京大可児のサッカー環境を理解するには、男子高校サッカー部だけを見ていては不十分だ。
高校女子と中学男子にも独立したチームがあり、それぞれ大会や練習体験会を実施している。
帝京大学可児女子サッカー部
高校女子(U-18)31名
2026年度公式プロフィール掲載人数
女子チームも強化指定部活動として活動している。
2026年度の学年別名簿では、3年生7名、2年生14名、1年生9名が掲載されている。
スタッフは横幕佳菜監督と菊地春貴コーチ。男子チームとは別の指導体制を持っている。
2025年には、以下の実績を残した。
- 岐阜県高校総体:優勝
- 東海高校総体:3位
- 岐阜県高等学校女子サッカー選手権:優勝
- 全国高等学校女子サッカー選手権:2回戦敗退
- 東海U-18リーグ:7位
2026年も公式戦に参加しており、10月の東海U-18リーグ第10節では聖カピタニオ女子高校と1対1で引き分けた。
同じ時期の岐阜県リーグでは、飛騨AG FC Dreamに4対0で勝利している。
男子と女子は部員数だけでなく、リーグ戦や全国大会への道筋も異なる。女子選手が進学を検討する際には、女子チーム独自の活動実績と指導体制を確認したい。
帝京大学可児中学校サッカー部
中学男子(U-15)52名
2026年度公式プロフィール掲載人数
中学サッカー部は2003年に創部された。
2026年度の学年別人数は次のとおり。
- 中学3年生:15名
- 中学2年生:20名
- 中学1年生:17名
高校男子の122名と比べると小規模だが、U-15年代のチームとして活動している。
2025年の公式戦績では、岐阜県中学校総合体育大会で優勝。東海大会3位、全国中学校総合体育大会では2回戦まで進んだ。
また、高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ岐阜1部では3位という結果を残している。
中学生年代から高校年代まで競技を継続できることは、帝京大可児の育成体制を考えるうえで大きな特徴だ。
【進路・練習体験会】帝京大可児への入部を考える選手が確認したいこと
帝京大可児サッカー部を進路先として検討する場合、試合実績だけでなく、学業との両立、卒業後の進路、練習環境を確認する必要がある。
卒業生の進路は大学進学にも幅がある公式プロフィールには、卒業生のおもな進路先として、国公立大学と私立大学が掲載されている。
国公立大学では、次の大学が挙げられている。
- 名古屋大学
- 名古屋工業大学
- 岐阜大学
- 三重大学
- 静岡大学
- 筑波大学
- 神戸大学
- 広島大学
- 大阪教育大学
私立大学では、以下の大学が掲載されている。
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 中央大学
- 法政大学
- 同志社大学
- 関西大学
- 関西学院大学
- 立命館大学
- 帝京大学
ここで注意したいのは、これらはサッカー部卒業生のおもな進路先として掲載された大学一覧であり、全員がサッカー推薦や競技継続を目的に進学したという意味ではないことだ。
大学進学後もサッカーを続けたい選手は、進学先のサッカー部のカテゴリー、選手登録、入部条件などを個別に確認することが大切になる。
2026年の男子練習体験会2026年度は、男子高校サッカー部の練習体験会が複数回設けられた。
公式サイトの案内では、主な日程は次のとおり。
- 8月2日
- 8月16日
- 9月6日
対象は高校男子サッカー部への入部を希望する中学3年生などで、練習会場にはけやきフィールドが案内されていた。
女子の練習体験会女子サッカー部も2026年度の体験会を実施した。
公式案内では、県外の中学3年生を対象に6月28日と7月19日の開催が掲載され、その後の案内では8月12日・13日の体験日程も示された。
会場はTECOフィールドで、学校・部活動の紹介と練習体験が予定されていた。
中学サッカー部の体験会とセレクション中学男子についても、2026年度の前期体験会とセレクションが公式に案内された。
前期の主な日程は以下のとおり。
- 6月27日:練習体験会
- 7月20日:練習体験会
- 8月29日:サッカーセレクション
- 9月6日:セレクション予備日
さらに後期には、10月3日の体験会と10月18日のセレクションが案内されていた。
中学の場合、公式案内では練習体験会への参加だけでなく、セレクションと学校の入学試験への合格が入部条件として示されている。
高校と中学では入部までの手続きが異なるため、同じ感覚で考えないことが重要だ。
入部を検討する際のチェックポイント実際に進学を考えるなら、次の点を確認しておきたい。
1. 競技環境: 希望するカテゴリーやポジションでどのような活動機会があるか。
2. 学業との両立: 授業、試験、練習、遠征のスケジュールがどう組まれているか。
3. 進路支援: 大学進学や競技継続について、どのような相談・指導体制があるか。
4. 施設と通学: TECOフィールド、Lポート、けやきフィールドへの移動方法や所要時間。
5. 入部条件: 練習体験会、セレクション、入学試験のそれぞれの条件。
2026年度の体験会は11月時点ですでに終了している。2027年度の参加を考えている場合は、次年度の公式募集案内を待つ必要がある。
【プロの結論】帝京大可児サッカー部の強さと評判をどう評価するべきか
帝京大可児サッカー部を評価するとき、県大会の優勝回数だけを基準にするのは十分ではない。
注目すべきなのは、県大会、東海リーグ、全国大会という異なる競技環境で、どのような結果を残しているかという点だ。
2026年の男子チームは、選手権岐阜県予選で決勝に進出する一方、プリンスリーグ東海では第15節終了時点で5位。夏のインターハイではPK戦で敗れた。
つまり、県内での強さは際立っているものの、全国レベルでの勝ち上がりには引き続き課題がある。
一方で、男子122名、女子31名、中学52名という大規模な活動体制は、学校全体でサッカーに取り組む環境の充実を示している。
帝京大可児が向いている選手
- 高い競技レベルの環境で成長したい選手
- 中学から高校まで継続的にサッカーに取り組みたい選手
- 多くの選手と競争しながら実力を伸ばしたい選手
- 学業とサッカーの両立を目指す選手
- 女子サッカーや中学年代の育成環境を重視する選手
事前に慎重な確認が必要な選手
- 必ず試合に出場できる環境を求める選手
- 練習場所への移動や遠征負担を避けたい選手
- 特定のポジションでの出場機会を確約してほしい選手
- サッカーの競技実績だけでなく、特定の大学への進学を最優先したい選手
強豪校への進学は、入部そのものがゴールではない。入学後にどのような環境で成長し、卒業後にどんな道を選べるのかまで考えることが大切だ。
【帝京大可児サッカー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:帝京大可児サッカー部の2026年度の男子部員数は何人ですか?
A1:公式プロフィールでは122名(マネージャー2名を含む)と掲載されています。学年別ページの人数表示とは合計に差があるため、最新の正確な人数は学校への確認がおすすめです。
Q2:2026年の選手権岐阜県予選で帝京大可児は優勝しましたか?
A2:2026年11月6日時点では準決勝を突破して決勝進出を決めています。11月7日に美濃加茂との決勝が予定されており、優勝はまだ決まっていません。
Q3:帝京大可児サッカー部の2026年の注目選手は誰ですか?
A3:プリンスリーグ東海のチーム内得点ランキングでは、2年生の高田憲慎が8得点でトップ。今鷹叶が4得点、西田貫佑が3得点で続いています。
Q4:帝京大可児には女子サッカー部もありますか?
A4:あります。2026年度の公式プロフィールでは31名が在籍。高校男子とは別の監督・コーチ体制で活動しています。
Q5:帝京大学可児中学校にもサッカー部はありますか?
A5:あります。2026年度の部員数は52名で、中学1年生から3年生まで活動しています。体験会とセレクションも実施されています。
Q6:帝京大可児サッカー部の卒業後の進路は?
A6:公式プロフィールには、名古屋大学、岐阜大学、筑波大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、帝京大学などが主な進路先として掲載されています。
Q7:2026年度の練習体験会はまだ参加できますか?
A7:男子・女子高校サッカー部と中学サッカー部の2026年度の主な体験会は終了しています。次年度の開催日程や対象条件については、新しい公式案内を確認してください。
帝京大可児サッカー部は、2004年に高校男子の強化指定部として活動を開始して以来、岐阜県内で数多くの実績を積み重ねてきた。2025年には全国高校サッカー選手権の岐阜県予選で7連覇を達成し、2026年も決勝へ進出している。
プリンスリーグ東海での5位という成績、2年生の高田憲慎をはじめとする若手選手の活躍、男子・女子・中学を含む育成体制も見逃せない。
特に2026年11月7日の美濃加茂との決勝は、8大会連続の全国大会出場を懸けた大一番となる。今後は県内での連覇だけでなく、全国大会でどこまで勝ち上がれるかがチームの評価を左右する。
進学を検討する選手や保護者にとっては、戦績や部員数だけで判断せず、学業との両立、指導体制、実際の練習環境、卒業後の進路まで確認することが、納得できる選択につながる。
2026年シーズンの帝京大可児は、伝統を守るだけでなく、次の世代へ競争力を引き継ぐ段階にある。岐阜県を代表する強豪校の今後の戦いに注目したい。