ホーム スポーツ 【試合結果】ドジャース対ブルージェイズは延長11回、5-4で決着

【試合結果】ドジャース対ブルージェイズは延長11回、5-4で決着

荒川 すみれ 荒川 すみれ • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

ドジャースが4勝3敗で優勝

2025年のワールドシリーズ第7戦は、トロントのロジャース・センターで開催された。日本時間11月2日、ドジャースとブルージェイズが最後の1勝を争い、試合は延長11回までもつれ込んだ。

試合の流れを大きく左右したのは、ブルージェイズのボー・ビシェットとドジャースのミゲル・ロハス、ウィル・スミスによる本塁打だった。

序盤はブルージェイズが主導権を握る

試合が動いたのは3回裏。ブルージェイズのビシェットが大谷翔平から3ラン本塁打を放ち、トロントが3点を先行した。

ドジャースは4回に1点を返し、6回にも得点。しかし、その裏にブルージェイズが追加点を挙げ、スコアは4-2となった。

ブルージェイズの先発は41歳のマックス・シャーザー。ワールドシリーズ第7戦で先発した投手として当時の最年長記録となる年齢で、重要な一戦のマウンドに立った。

8回のマックス・マンシー、9回のミゲル・ロハス

ドジャースの反撃は8回に始まった。

マックス・マンシーがソロ本塁打を放ち、スコアは4-3。1点差まで詰め寄る。

そして9回表、試合の行方を変えたのがミゲル・ロハスだった。

ブルージェイズの抑え投手ジェフ・ホフマンから同点ソロ本塁打を放ち、ドジャースは4-4に追いついた。

9回裏にはブルージェイズが満塁の好機を作る。ドジャースは山本由伸を投入し、内野守備と外野手の好捕も絡めて失点を防いだ。

11回、ウィル・スミスが歴史的な一発

延長11回表、2アウトから打席に立ったのはウィル・スミス。

ブルージェイズのシェーン・ビーバーが投じたスライダーを捉え、勝ち越しのソロ本塁打を放った。

これが5-4。MLB公式の記録によると、ワールドシリーズの勝者決定戦における延長回での本塁打として史上初の記録だった。

11回裏、山本由伸はブルージェイズの反撃を抑える。最後はアレハンドロ・カークの打球をムーキー・ベッツが処理し、併殺で試合終了。

ドジャースが5-4で勝利し、ワールドシリーズ制覇を決めた。

出典:MLB公式試合レポート、MLB公式記録、AP通信の試合詳報。

第7戦の主要記録
項目 結果
対戦 ドジャース対ブルージェイズ
開催日 日本時間2025年11月2日
現地開催日 2025年11月1日
開催球場 ロジャース・センター
最終スコア ドジャース5-4ブルージェイズ
試合終了 延長11回
ドジャースの安打 11
ブルージェイズの安打 14
勝利投手 山本由伸
決勝本塁打 ウィル・スミス
同点本塁打 ミゲル・ロハス

興味深いのは、ブルージェイズが安打数では14対11と上回っていたことだ。野球では安打数が多いチームが必ず勝つわけではない。走者を得点に結び付ける力、終盤の継投、守備でのアウトの取り方が、最終的な勝敗を左右する。

この試合は、その野球の難しさを象徴する一戦だった。

【注目された理由】6年ぶりの第7戦とブルージェイズ初の歴史的舞台

ワールドシリーズ第7戦

2025年のワールドシリーズ第7戦が大きく注目された理由は、単に優勝が決まる試合だったからではない。

大きく分けて3つの歴史的な背景があった。

1.2019年以来、6年ぶりのワールドシリーズ第7戦

2025年の第7戦より前に、ワールドシリーズが最終第7戦まで進んだのは2019年だった。

2019年はワシントン・ナショナルズとヒューストン・アストロズが対戦し、ナショナルズが敵地で6-2と勝利して初優勝を達成した。

その後、2020年から2024年までの5シリーズは第7戦に到達しなかった。

そのため、2025年は2019年以来6年ぶりの第7戦となった。

第7戦は、両チームが3勝ずつを挙げた状態で迎える完全な決着戦である。勝てば世界一、負ければその年の挑戦が終わる。引き分けによる優勝はなく、勝者が決まるまで試合が続く。

2.ブルージェイズにとって球団史上初の第7戦

今回、特に注目されたのがブルージェイズの歴史だ。

トロント・ブルージェイズは、1992年と1993年にワールドシリーズを連覇している。

ところが、この2度の優勝はいずれも第6戦で決着していた。

つまり、過去にワールドシリーズを2度制覇していたにもかかわらず、球団として第7戦を戦った経験がなかった。

2025年のドジャースとの対戦は、ブルージェイズにとって初めてのワールドシリーズ第7戦だった。

3.カナダ球団としての優勝への期待

ブルージェイズはカナダのトロントを本拠地とするMLB球団である。

MLBの30球団のうち、米国外に本拠地を置く球団はブルージェイズのみだ。

2025年のワールドシリーズでは、ブルージェイズが勝てばカナダの球団として再び頂点に立つことになる。

1993年以来となる優勝を目指した地元トロントの期待は大きかった。

しかし、最終的にはドジャースが延長11回に勝ち越し、ブルージェイズの挑戦を阻んだ。

このように、2025年の第7戦には、6年ぶりの開催、球団初の経験、過去の連覇から続く優勝への期待という複数の物語が重なっていた。

【歴代の優勝経緯】1992年・1993年のブルージェイズはなぜ第6戦で決着したのか

ブルージェイズの過去のワールドシリーズ優勝を理解するには、1992年と1993年の試合結果を振り返る必要がある。

どちらの年もシリーズは7戦4勝制だった。しかし、ブルージェイズが先に4勝したため、第7戦は開催されなかった。

1992年:ブレーブスを4勝2敗で破る

1992年のワールドシリーズでは、アトランタ・ブレーブスとトロント・ブルージェイズが対戦した。

シリーズは接戦となり、第6戦まで進んだ。

最終的にはブルージェイズが4-3で勝利。延長11回までもつれた試合を制し、球団史上初のワールドシリーズ優勝を達成した。

この時点でブルージェイズは4勝に到達していたため、第7戦は必要なかった。

1993年:ジョー・カーターのサヨナラ本塁打で連覇

翌1993年、ブルージェイズはフィラデルフィア・フィリーズと対戦した。

シリーズはブルージェイズが3勝2敗とリードして第6戦へ。

そして、歴史に残る場面が生まれる。

9回裏、ジョー・カーターが3ラン本塁打を放ち、ブルージェイズが8-6でサヨナラ勝ちを収めた。

この一発によってブルージェイズは2年連続のワールドシリーズ優勝を達成した。

1992年と1993年の両シリーズは、ともに4勝2敗で終了している。第7戦まで進まなかったことが、2025年の初体験につながっていた。

ブルージェイズの歴史と2025年の関係

以下に、主要な出来事を時系列で整理する。

年 対戦・結果 歴史的な意味
1992年 ブルージェイズがブレーブスに4勝2敗 球団初の世界一
1993年 ブルージェイズがフィリーズに4勝2敗 ジョー・カーターのサヨナラ本塁打で連覇
2019年 ナショナルズがアストロズに4勝3敗 2025年以前の最後の第7戦
2025年 ドジャースがブルージェイズに4勝3敗 6年ぶりの第7戦。ブルージェイズは初経験

この表から分かるのは、ブルージェイズにとって2025年が単なる久しぶりの優勝争いではなかったということだ。

1992年、1993年の連覇時には経験しなかった最終決戦を、32年後に初めて迎えたのである。

【仕組みを解説】ワールドシリーズ第7戦が行われる理由と7戦4勝制

そもそも、なぜワールドシリーズには第7戦が存在するのだろうか。

その答えは、MLBが採用している7戦4勝制にある。

MLBワールドシリーズは7戦4勝制

ワールドシリーズは、アメリカンリーグの優勝チームとナショナルリーグの優勝チームが対戦するMLBの年間王者決定戦だ。

試合形式は原則として7戦4勝制。

つまり、先に4勝したチームが優勝する。

シリーズの勝敗 必要な試合数 第7戦
4勝0敗 4試合 不要
4勝1敗 5試合 不要
4勝2敗 6試合 不要
4勝3敗 7試合 必要

第7戦が行われるのは、第6戦終了時点で両チームが3勝3敗になった場合だけだ。

2025年はまさにこの条件に該当した。

ホームとビジターの試合順はどう決まる?

ワールドシリーズでは、基本的に2-3-2方式が採用されている。


ホーム開催の基本スケジュール




ホーム側

1・2


第1・第2戦




ビジター側

3・4・5


第3・第4・第5戦




ホーム側に戻る

6・7


第6・第7戦(必要な場合)



ホームアドバンテージを持つチームの本拠地を基準にした配置。

2017年以降、ワールドシリーズのホームアドバンテージはレギュラーシーズンの勝率が高いチームに与えられる。

以前はアメリカンリーグとナショナルリーグのオールスターゲームの結果によって決まる時期もあったが、現在はレギュラーシーズンの成績が基準となっている。

なぜ第7戦は特別なのか

第7戦には、他の試合とは異なる特徴がある。

- どちらも3勝しているため、勝てば優勝、負ければ敗退となる。
- 先発投手や救援投手の起用が通常以上に重要になる。
- 監督は残り試合を考慮せず、勝利のために戦力を投入できる。
- 延長戦になれば、控え選手や守備固めも勝敗に直結する。

2025年のドジャースは、実際に山本由伸を第6戦に続いて第7戦でも起用した。

このような投手起用が可能になるのも、シリーズが最終決戦に達したからこそだ。

【歴代の名勝負】ワールドシリーズ第7戦が野球史に残る理由

ワールドシリーズ第7戦は、MLBの長い歴史の中でも特別な位置を占めている。

2025年の試合を理解するうえでは、過去の代表的な決着戦を振り返ることも重要だ。

1909年:第7戦の歴史を代表する初期の決着戦

1909年にはピッツバーグ・パイレーツとデトロイト・タイガースが対戦。

パイレーツが最終第7戦を8-0で制し、シリーズを4勝3敗で終えた。

この時代から、最終戦は優勝チームを決める特別な舞台として記録されている。

1960年:ビル・マゼロスキーのサヨナラ本塁打

1960年のパイレーツ対ニューヨーク・ヤンキースは、歴代の第7戦を語る際に欠かせないシリーズだ。

最終第7戦でビル・マゼロスキーがサヨナラ本塁打を放ち、パイレーツが優勝を決めた。

ワールドシリーズの優勝を決めるサヨナラ本塁打として、今も歴史的な名場面として知られている。

1991年:延長10回の投手戦

1991年はミネソタ・ツインズとアトランタ・ブレーブスが対戦した。

第7戦は延長10回までもつれ込み、ツインズが1-0で勝利。

ホームランによる派手な決着とは対照的に、投手と守備が試合を支配した名勝負だった。

1997年:延長11回の劇的な決着

1997年のフロリダ・マーリンズ対クリーブランド・インディアンスも延長戦となった。

最終第7戦は延長11回、マーリンズが3-2で勝利。

2025年の第7戦も延長11回だったため、両試合は長いワールドシリーズの歴史を比較する際の重要な事例となる。

2019年:ナショナルズが敵地で優勝

2019年はナショナルズがアストロズを破った。

第7戦のスコアは6-2。ナショナルズは敵地で勝利し、球団初のワールドシリーズ制覇を達成した。

この2019年から2025年まで第7戦がなかったことが、2025年の対戦をさらに特別なものにした。

2025年:ドジャースが延長11回に決着

そして2025年、ドジャースとブルージェイズの対戦が加わった。

MLB公式の歴史的記録によれば、2025年の第7戦は延長11回まで進んだ。ワールドシリーズ第7戦が延長戦となるケース自体が珍しく、11回以上に達した試合としては1924年、1997年に続く3例目となった。

加えて、ウィル・スミスの11回の本塁打は、勝者決定戦における延長回での初の本塁打という記録を生んだ。

2025年の試合は、歴代の第7戦の中でも記録に残る一戦となった。

【優勝の意味】コミッショナーズ・トロフィーとドジャースの連覇

ワールドシリーズで優勝したチームに贈られるのが、コミッショナーズ・トロフィーだ。

これはMLBの年間王者に授与される公式の優勝トロフィーで、単なる記念品ではない。アメリカンリーグとナショナルリーグを代表するチーム同士の戦いを制した証しである。

コミッショナーズ・トロフィーの特徴

このトロフィーは、2000年以降ティファニーが制作を手掛けている。

主な特徴は次の通り。

- MLBの30球団を表す30本の旗を配置。
- 銀製のベースボールを中心にしたデザイン。
- 野球の縫い目を表現した24金の金装飾。
- ワールドシリーズ優勝チームに毎年1つ授与。

優勝球団にはトロフィーだけでなく、選手や関係者に贈られるチャンピオンリングもある。

つまり、第7戦は単なるシリーズの最終試合ではなく、選手たちがシーズンの最終目標を手にするための舞台でもある。

ドジャースは連覇を達成

2025年の優勝によって、ドジャースは2024年に続く2年連続のワールドシリーズ制覇を達成した。

MLB公式記事によると、ワールドシリーズ連覇は1998~2000年に3連覇したニューヨーク・ヤンキース以来の快挙だった。

さらにドジャースは、2020年、2024年、2025年と、6年間で3度の優勝を記録した。

ポストシーズンへの進出チームが増え、優勝までの道のりが厳しくなる中で、連覇を達成したことには大きな意味がある。

山本由伸がワールドシリーズMVPに

日本の野球ファンにとって大きな注目点は、山本由伸の活躍だった。

山本は第6戦で6イニングを投げた翌日、第7戦にも登板。延長戦を含む2回2/3を投げ、最後までブルージェイズに得点を許さなかった。

MLB公式の記録では、ワールドシリーズで3勝を挙げた投手として、2001年のランディ・ジョンソン以来の記録となった。

しかも、3勝すべてが敵地での勝利だった。

山本は2025年ワールドシリーズのMVPにも選出された。

第6戦から第7戦にかけての登板は、投手の起用法やコンディション管理を考えるうえでも印象的な出来事となった。

【プロの結論】2025年の第7戦から読み解くワールドシリーズの本当の価値

2025年のドジャース対ブルージェイズは、5-4という数字だけでは語り切れない試合だった。

ブルージェイズは序盤に3点を先行し、終盤までリードを守った。ドジャースは8回、9回と本塁打で追いつき、延長11回に勝ち越した。

加えて、山本由伸の連投に近い登板、ミゲル・ロハスの同点本塁打、ウィル・スミスの決勝本塁打という複数の出来事が重なった。

この試合から読み取れる要点は3つある。

第一に、第7戦ではシーズンを通じて積み重ねた戦力が最後の1試合に集約される。

先発投手、救援投手、打線、守備、ベンチの判断。どれか1つが欠けても、結果は変わっていた可能性がある。

第二に、球団の歴史と試合の結果は別々に考える必要がある。

ブルージェイズは1992年と1993年に連覇した実績を持つ。しかし、その実績が2025年の第7戦での勝利を保証するわけではなかった。

過去の優勝回数だけでなく、その時々のチーム事情や対戦相手との力関係を見なければ、試合の本質は理解できない。

第三に、第7戦の価値は優勝チームだけでなく敗れたチームの歴史にも残る。

ブルージェイズは優勝を逃したが、球団史上初の第7戦に進出し、最終盤までドジャースを追い詰めた。

勝者と敗者の両方に歴史的な意味が生まれる。それこそがワールドシリーズ第7戦の魅力だ。

【ワールドシリーズ第7戦に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2025年のワールドシリーズ第7戦はどちらが勝ちましたか?

A1:ロサンゼルス・ドジャースがトロント・ブルージェイズを5-4で破りました。延長11回にウィル・スミスが勝ち越し本塁打を放ち、ドジャースが4勝3敗で優勝しました。

Q2:ワールドシリーズ第7戦は何年ぶりでしたか?

A2:2019年以来6年ぶりでした。2019年はワシントン・ナショナルズがヒューストン・アストロズを破り、2025年はドジャースがブルージェイズを下しました。

Q3:ブルージェイズが第7戦を経験したのは初めてですか?

A3:はい。2025年が球団史上初のワールドシリーズ第7戦でした。1992年はブレーブスに4勝2敗、1993年はフィリーズに4勝2敗で優勝しており、どちらも第6戦で決着していました。

Q4:ワールドシリーズ第7戦は必ず開催されますか?

A4:いいえ。ワールドシリーズは7戦4勝制なので、どちらかのチームが4勝した時点で終了します。第6戦終了時点で3勝3敗になった場合に限り、第7戦が開催されます。

Q5:2025年の第7戦でMVPに選ばれた選手は誰ですか?

A5:山本由伸です。第6戦に続いて第7戦にも登板し、シリーズ3勝を挙げました。3勝すべてが敵地での勝利という歴史的な記録も残しています。

Q6:コミッショナーズ・トロフィーとは何ですか?

A6:MLBのワールドシリーズ優勝チームに授与される公式トロフィーです。30球団を象徴する旗が配置されており、年間王者の証しとして贈られます。

2025年11月2日、日本時間に行われたドジャース対ブルージェイズのワールドシリーズ第7戦は、延長11回の末にドジャースが5-4で勝利した。

この試合は、2019年以来6年ぶりの第7戦であり、ブルージェイズにとっては球団史上初の経験だった。

1992年と1993年に連覇したブルージェイズが、32年後に初めて最終決戦の舞台に立ったこと。そして、ドジャースが終盤の本塁打と山本由伸の力投によって連覇を達成したことは、2025年のワールドシリーズを象徴する出来事となった。

試合結果だけを知りたいなら、ドジャースの5-4の勝利と覚えておけばよい。しかし、歴史的な意味まで理解するなら、1992年・1993年の優勝経緯、2019年以来の第7戦、7戦4勝制の仕組み、そして山本由伸の記録まで押さえておきたい。

2025年のワールドシリーズ第7戦は、最後の1勝を争う野球の厳しさと、勝敗を超えて語り継がれる名勝負の価値を示した一戦だった。

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荒川 すみれ

リーグ公式の記録ページと球団発表を出典とし、成績は集計期間を明記。現地取材と配信情報を区別して記述します。

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