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【平山遊季・十條莉緒】ベーチェット病の公表から現在までの経緯

大楠 志音 大楠 志音 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

松本さんとは異なる形で病気と向き合っているのが、アンジュルムの平山遊季さんと俳優の十條莉緒さんです。

2人のエピソードで共通しているのは、外見だけでは判断しにくい体調不良と、仕事を続けるための調整が必要だったことです。

1. 平山遊季:2024年10月25日にベーチェット病を公表

平山遊季さんは、ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「アンジュルム」のメンバーです。

2024年10月25日、所属事務所のアップフロントプロモーションが公式サイトで、平山さんがベーチェット病と診断されたことを発表しました。

公表資料によると、診断前には発熱や倦怠感などの症状が続き、医師の診察を受けていたとのことです。

発表では、治療を続けながら、医師と相談して無理のない範囲で活動する方針が示されました。

平山さん自身も公式ブログで病気について説明しています。

特に注目されたのは、病名が判明したことで、原因が分からないまま体調不良が続いていた不安が軽減されたという趣旨の発信です。

また、活動を諦めるつもりはなく、治療と仕事を両立していく意思も示しました。

アイドル活動は歌唱だけでなく、激しいダンス、長時間のリハーサル、移動、屋外イベントなど、身体への負担が大きい仕事です。体調の波を考慮したスケジュール管理が必要になることもあります。

2026年の平山遊季は現在もアンジュルムのメンバー

2026年の平山さんについては、活動を継続する一方、体調を考慮した予定変更も確認できます。

8月13日、ハロー!プロジェクト公式サイトは、8月20日に予定されていた平山さんのバースデーイベントを中止すると発表しました。

理由として挙げられたのは、本人の体調に波があることと、医師への相談です。

一方、公式サイトには平山さんの写真集『YUKI』や発売記念イベントが掲載され、アンジュルムの現役メンバーとしても紹介されています。

2026年11月5日時点で、グループの秋ツアーも開催されています。

ここで大切なのは、イベント中止を病状の悪化や活動休止と同一視しないことです。

医師と相談して出演を見送る判断は、長期的に活動を続けるための体調管理の一環でもあります。

平山さんのケースは、若いアイドルが難病と向き合いながら、仕事を継続するために柔軟な働き方を選ぶ例として注目されます。

2. 十條莉緒:原因不明の体調不良から腸管型ベーチェット病と診断

俳優の十條莉緒さんは、診断までの苦労を詳しく語っている人物です。

2025年3月10日に更新されたメディカルドックの闘病インタビューでは、2021年7月の取材をもとに、発症から診断確定までの経緯を明らかにしています。

十條さんのプロフィールによると、2000年生まれで、2020年1月頃から症状が始まりました。

最初に現れたのは、毎日続く37度後半の発熱でした。

当時は平熱が約35.6度だったため、本人にとっては微熱程度でも身体への負担が大きかったといいます。

その後、胸や肋骨の痛みも現れ、医療機関を受診しましたが、当初は原因がはっきりしませんでした。

診断確定までに経験した苦痛

十條さんがインタビューで語った経過は次のとおりです。

- 2020年1月頃: 37度後半の発熱が毎日続く。
- 2020年春頃: 胸痛や肋骨痛が加わり、日常生活や仕事に支障が出始める。
- 2020年7月頃: 40度近い高熱が出るようになる。
- その後: 複数の医療機関を受診し、検査入院を経て腸管型ベーチェット病と診断される。

体力の波も激しく、ある日は普通に仕事ができても、別の日にはベッドから起き上がれないほどだったそうです。

関節痛によって眠れなくなり、ペットボトルの蓋を開けることさえ困難になった経験も語っています。

周囲からは、外見で分かりにくい病気であることや年齢の若さから、精神的な問題や怠けと誤解され、傷つく言葉を受けたこともあったといいます。

治療を始めてから変わった生活

十條さんは、インタビュー時点での治療についても説明しています。

当初はコルヒチンやペンタサなどの内服薬を使用していましたが、症状への効果が十分ではなく、関節痛や不眠にも悩まされていました。

その後、ヒュミラによる自己注射に切り替えましたが、めまいの副作用が強く出たため、レミケードへ変更したと話しています。

これは2021年7月の取材時点での治療経過であり、2026年現在の処方内容を示すものではありません。

闘病を通じて、十條さんは無理に予定を詰め込む生活から、体調に合わせて仕事を進める生活へと考え方を変えました。

芸能活動についても、当時はいったん所属事務所を退所し、身体に無理のない範囲で続ける意向を示していました。

2026年6月、芸能活動の再開を発表

十條さんにとって大きな転機となったのが、2026年6月2日の発表です。

日刊スポーツによると、十條さんは自身のSNSで芸能活動の再開を報告しました。

事務所とは業務委託契約という形で活動していることも明かしています。

加えて、約6年前に膠原病を発症してから、体調の波に翻弄され、多くの夢や仕事を手放してきたことを振り返りました。

そのうえで、ようやく寛解し、前を向いて歩ける希望が見えてきたと説明しています。

2025年の闘病インタビューで語られた腸管型ベーチェット病の経験と、2026年の活動再開は、十條さんの歩みを理解するうえで重要な出来事です。

ただし、2026年の再開発表では病名を「膠原病」と表現しており、具体的な治療終了時期や現在の薬の使用状況までは明らかにされていません。

3人のエピソードを並べると、病気との付き合い方に一つの正解がないことがよく分かります。

【病気の実態】ベーチェット病の初期症状・原因・免疫の仕組み

ベーチェット病芸能人

芸能人の闘病エピソードを理解するには、ベーチェット病そのものについても知っておく必要があります。

ベーチェット病は、指定難病56に分類される慢性再発性の全身性炎症性疾患です。

口腔粘膜、皮膚、眼、外陰部などに炎症が起こり、症状が出たり落ち着いたりすることを繰り返します。

日本の患者数はどのくらい?

難病情報センターによると、令和6年度末時点で、ベーチェット病の医療受給者証保持者数は15,087人です。

これは医療費助成の受給者証を持つ人の数であり、国内の患者全体の正確な総数を意味するものではありません。

また、患者の分布には地域差があり、北海道や東北地方で比較的多いことが知られています。

診断が確定する年齢は男女とも20〜40歳に多く、30代がピークです。

ベーチェット病の4つの主症状

代表的な症状は次の4つです。



1. 口腔内の再発性アフタ性潰瘍

痛みを伴う口内炎が繰り返し発生します。唇の内側、頬、舌、歯肉などに現れ、初発症状としても多く見られます。


2. 皮膚症状

下腿などに痛みを伴う赤い結節が現れたり、ニキビに似た皮疹や毛嚢炎様の症状が出たりします。


3. 眼症状

眼の内部に炎症が起こるぶどう膜炎が代表的です。充血、眼痛、まぶしさ、かすみ、視力低下などが現れる場合があります。


4. 外陰部潰瘍

外陰部に痛みを伴う潰瘍ができます。治癒後に瘢痕が残る場合もあります。



この4つの症状が必ず同時に現れるわけではありません。

松本さんのように口内炎や発熱、腹痛が先行し、後から眼症状が目立つ場合もあります。

ベーチェット病の原因は?免疫が自分を攻撃する仕組み

ベーチェット病の原因は、2026年現在も完全には解明されていません。

研究では、主に次の2つの要素が関係すると考えられています。

遺伝的要因

HLA-B51やHLA-A26など、免疫反応に関係する遺伝的な特徴が発症リスクに関係しています。

ただし、これらの遺伝子を持っているからといって、必ず発症するわけではありません。

環境的要因

感染病原体などの微生物や、さまざまな環境要因が免疫反応に影響すると考えられています。

遺伝的な素因を持つ人に環境要因が加わることで、白血球の機能が過剰になり、全身に炎症が生じるという仕組みが研究されています。

松本さんがテレビ番組で説明した「自分の免疫が自分を攻撃する」という表現は、一般の視聴者にも分かりやすい説明です。

医学的には、単純に免疫が自分の細胞を攻撃するというだけでなく、免疫調節の異常によって炎症反応が過剰になる病気として理解する必要があります。

なぜ診断まで時間がかかるのか

ベーチェット病の診断が難しい理由は、病気に特有の決定的な血液検査が存在しないことです。

口内炎、皮膚症状、発熱、関節痛などは、ほかの病気でも起こります。

また、症状が同時に出るとは限らず、一定期間落ち着いてから再発することもあります。

そのため、医師は次の情報を組み合わせて判断します。

- 口内炎や皮膚症状が繰り返されているか。
- 眼の炎症が確認されているか。
- 外陰部潰瘍の有無。
- 腸管、血管、神経などに特殊な病変がないか。
- 血液検査やHLA検査などの参考所見。
- 過去から現在までの症状の経過。

日本ベーチェット病学会の診断基準でも、症状の組み合わせと病歴を重視しています。

十條さんが複数の病院を受診して診断確定まで時間がかかった経験や、松本さんが幼少期から口内炎を繰り返していた経験は、この病気の診断の難しさを具体的に示しています。

【眼症状と治療法】ベーチェット病は失明する?現在の医療で改善できる?

ベーチェット病について、患者や家族が特に不安を感じやすいのが視力への影響です。

実際、松本さんも左目の視力障害を経験しています。

ただし、ベーチェット病と診断されたからといって、全員が失明するわけではありません。

眼のぶどう膜炎が視力低下につながる理由

ぶどう膜とは、眼球内部にある虹彩、毛様体、脈絡膜などの組織を指します。

ベーチェット病では、この部分に発作的な炎症が発生します。

主な症状は次のとおりです。

症状 起こり得る変化
眼の充血 白目が赤くなる
眼痛 目の奥や周辺に痛みが出る
羞明 光がまぶしく感じる
霧視 視界がかすむ
飛蚊症 黒い点や粒子が見える
視力低下 物が見えにくくなる

特に網膜や脈絡膜まで炎症が及ぶ後部ぶどう膜炎では、視力に重大な影響が出る可能性があります。

炎症発作を繰り返すことで眼の組織に障害が蓄積し、重症例では失明に至ることもあります。

失明リスクは昔より改善している

以前はベーチェット病の眼症状によって、重い視力障害が残るケースが少なくありませんでした。

しかし、医療の進歩によって治療の選択肢が広がっています。

難病情報センターの解説では、シクロスポリンやTNF阻害薬などの導入によって、眼病変の視力予後が大きく改善したと説明されています。

つまり、現在は失明を避けるための治療手段が進歩しており、適切な診療を早期に受けることが重要です。

ベーチェット病の主な治療法

治療は症状が出ている部位や病気の重症度によって異なります。

病変・症状 主な治療の例
口内炎・皮膚症状 コルヒチン、外用ステロイド、アプレミラストなど
眼症状 ステロイド、免疫抑制薬、TNF阻害薬など
関節症状 消炎鎮痛薬、コルヒチン、免疫抑制薬など
腸管症状 5-ASA製剤、ステロイド、TNF阻害薬など
血管症状 ステロイド、免疫抑制薬、生物学的製剤など

すべての患者に同じ薬が使われるわけではありません。

例えば、眼の炎症が強い場合と、口内炎が中心の場合では、治療の優先順位が異なります。

また、腸管型では消化管の潰瘍や出血に対する管理も重要です。

松本さんや十條さんの経験にあるように、治療薬によっては副作用への対応も必要になります。

日常生活で気をつけたいこと

ベーチェット病は症状が落ち着いている時期にも、再発に備えた管理が必要です。

一般的には、次のような点が大切です。

- 睡眠や休息を十分に確保する。
- 過労や強いストレスを避ける。
- 処方薬を自己判断で中断しない。
- 定期的に眼科や膠原病・リウマチ科などで診察を受ける。
- 症状の発生時期や変化を記録する。

特に突然の眼痛、充血、かすみ、視力低下が生じた場合は、放置せず速やかに眼科を受診する必要があります。

【プロの結論】芸能人3人の闘病エピソードから分かること

松本利夫さん、平山遊季さん、十條莉緒さんの経験を比較すると、ベーチェット病をめぐる要点が3つ見えてきます。

1. 病気の重さは外見や仕事の状況だけでは分からない

十條さんは、体調不良を周囲に理解してもらえず、精神的な問題と受け取られた経験を語っています。

平山さんも、体調に波があることを理由にイベントの中止を経験しました。

外見上は元気に見えても、本人の身体には炎症や痛みが生じている可能性があります。

仕事を続けているから健康、仕事を休んだから重症という単純な判断はできません。

2. 診断がつくことは治療と生活再建の出発点になる

3人の経験から分かるのは、原因が分からない状態が続くこと自体が、大きな精神的負担になるということです。

病名が分かれば、症状に合わせた治療方針を検討できます。

十條さんが診断確定によって安心感を得たという経験は、病気を特定することの意味を伝えています。

繰り返す口内炎や発熱、関節痛などがある場合は、症状を記録して医師に伝えることも診断の助けになります。

3. 病気と仕事の両立には柔軟な選択が必要

3人の仕事との向き合い方は、それぞれ違います。

- 松本さんは、ダンスから演技へと表現の場を広げました。
- 平山さんは、アイドル活動を続けながら体調に合わせた調整をしています。
- 十條さんは、一度芸能活動から距離を置き、寛解を経て再開を発表しました。

この違いは、難病と仕事の両立に唯一の正解がないことを示しています。

治療を優先する時期もあれば、仕事を続けることが精神的な支えになる時期もあります。

大切なのは、周囲の期待だけで行動を決めず、本人の体調と医師の判断を尊重することです。

岩堀本一医師の解説から考える「病気を受け入れる」ということ

2026年3月11日の病院なびドクタビューでは、松本さんと岩堀本一医師の対談が掲載されました。

岩堀医師はスラージュ内科クリニック院長で、腎臓疾患やリウマチ、膠原病、自己免疫疾患などの診療に携わってきた医師です。

対談では、松本さんが病気を経験したことで、当たり前の日常の大切さを実感するようになったことが語られています。

ここで注目したいのは、病気を受け入れることは、夢や仕事を諦めることと同じではないという点です。

治療を受けること、活動の形を変えること、休むこと、再び挑戦すること。それぞれが病気と共に生きるための選択肢になります。

ベーチェット病の芸能人を調べる際に本当に見るべきなのは、病名だけではなく、診断後にどのような治療や生活の選択をしてきたかという部分です。

【ベーチェット病の芸能人】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ベーチェット病を公表している芸能人は誰ですか?

松本利夫(MATSU)さん、アンジュルムの平山遊季さん、俳優の十條莉緒さんが代表的な公表例です。3人とも発症や診断の経緯を公にしており、それぞれ異なる形で病気と向き合っています。

Q2:ベーチェット病は失明する可能性がありますか?

眼のぶどう膜炎が重症化し、炎症を繰り返すと視力が大きく低下したり、失明したりする可能性があります。ただし、TNF阻害薬など治療法の進歩によって視力予後は改善しています。早期の眼科受診が重要です。

Q3:ベーチェット病は完治する病気ですか?

現在、誰にでも適用できる根治療法は確立されていません。ただし、薬物療法などによって炎症や再発をコントロールし、日常生活を送ることは可能です。症状が落ち着いた状態を維持することが治療の目標になります。

Q4:ベーチェット病は遺伝しますか?

遺伝的な要因は関係していますが、単純な遺伝性疾患ではありません。HLA-B51などの遺伝的特徴と環境要因が複合的に関係すると考えられています。遺伝子を持っているだけで必ず発症するわけではありません。

Q5:ベーチェット病の初期症状には何がありますか?

繰り返す口内炎が代表的です。そのほか、皮膚の赤い発疹、外陰部潰瘍、眼の充血や痛みなどがあります。腹痛、発熱、関節痛などを伴う場合もあります。症状が続く場合は医療機関で相談してください。

ベーチェット病を公表した芸能人として知られる松本利夫さん、平山遊季さん、十條莉緒さん。3人の闘病経験は、同じ難病でも症状や生活への影響、仕事との向き合い方が大きく異なることを伝えています。

2026年11月現在、松本さんは俳優として活動を続け、平山さんはアンジュルムのメンバーとして活動を継続。十條さんも芸能活動の再開を発表しています。

ベーチェット病は指定難病56であり、口内炎だけでなく眼、皮膚、消化管、血管など全身に影響する可能性があります。特に眼の炎症は視力に関わるため、早期発見と継続的な治療が欠かせません。

芸能人の闘病エピソードは、病気を知るきっかけになります。しかし、個人の症状や治療経過をほかの患者にそのまま当てはめることはできません。正確な医学情報と本人の発信を区別して理解することが大切です。

3人の歩みが示しているのは、病気があっても人生や仕事の可能性がなくなるわけではないということです。治療を続けながら、自分に合った生き方や働き方を見つけていくことが、ベーチェット病と向き合ううえでの大切な視点です。 (出典: ベーチェット病芸能人(Yahoo!ニュース))

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メーカー公式スペックシートと実機検証を突き合わせて評価。ベンチマークは測定条件を明記し、自前計測値と公表値を区別して記載します。

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