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坂本花織、世界選手権2026で有終の4度目V!3連覇から引退後まで徹底解説

大楠 志音 大楠 志音 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
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2026年3月27日、チェコ・プラハで開催されたフィギュアスケート世界選手権で、坂本花織選手が女子シングルの金メダルを獲得しました。ショートプログラム(SP)、フリースケーティング(FS)の両方で首位に立ち、合計238.28点を記録。現役最後の大会を、日本女子史上初となる世界選手権4度目の優勝で締めくくりました。

2022年から2024年までの3連覇に続く、2年ぶり4度目の世界女王。ミラノ・コルティナ五輪ではアリサ・リュウ選手にわずか1.89点差で敗れ、個人銀メダルに終わった坂本選手が、なぜ引退前にもう一度世界選手権へ挑んだのか。そして、自己ベストを更新したプラハでの演技、21年間の競技生活、引退後に目指す指導者としての未来とは。2026年11月時点の実績と本人の発言をもとに振り返ります。

【速報・大会結果】坂本花織が世界選手権2026で4度目の優勝!プラハで有終の美

坂本花織世界選手権

2026年3月24日から29日まで、チェコ・プラハのO2アリーナで開催されたISU世界フィギュアスケート選手権。

女子シングルで主役となったのは、日本代表の坂本花織選手でした。

3月25日のショートプログラムで首位に立つと、27日の女子フリーでも圧巻の演技を披露。両種目でトップを獲得し、総合優勝を決めました。

坂本花織のSP・FS・総合得点

国際スケート連盟(ISU)の公式リザルトに記録された得点は次のとおりです。


2026年世界選手権・女子シングル

238.28点


金メダル・総合1位


ショートプログラム(SP)

79.31点




フリー(FS)

158.97点




総合得点

238.28点


ISU公式結果。SP・FSともに1位。フリーと総合は自己ベストを更新。

2位は同じ日本代表の千葉百音選手で228.47点。坂本選手との差は9.81点でした。

3位にはベルギーのニナ・ピンザローネ選手が215.20点で入りました。

日本勢が1位と2位を独占する結果となり、坂本選手のラストシーズンを華やかに彩りました。ISU公式リザルトでも、SP・FSの両方で坂本選手が1位だったことが確認できます。

現役最後の試合で見せた圧巻のフリー

今回のフリーは、技術点(TES)80.87点、演技構成点(PCS)78.10点、減点0点という内容でした。

特に注目したいのは、ジャンプの技術だけでなく、滑走全体の完成度です。

坂本選手の持ち味は、スピード感のあるスケーティング、力強いエッジワーク、そして音楽を大きく表現する演技です。

高いスピードを維持しながらジャンプを組み込み、プログラム全体を通じて観客を引き込む力は、長年世界のトップで戦ってきた彼女ならではのものです。

最終滑走で158.97点を記録した演技は、現役最後の舞台にふさわしい内容となりました。

ISUは大会後、坂本選手が自己ベストで4度目の世界タイトルを獲得したことを公式ニュースでも紹介しています。

【自己ベストの真相】SP・FS・総合得点から見る坂本花織の歴史的演技

今回の優勝を語るうえで欠かせないのが、自己ベストの更新です。

坂本選手は、単に最後の大会で金メダルを獲得しただけではありません。長年積み重ねてきた競技人生の最後に、自分自身の最高記録を塗り替えました。

自己ベストを更新したのはフリーと総合

ここで押さえておきたいのが、SPとFSの記録の違いです。

ISU公認の自己ベストは以下のとおりです。

種目 2026年プラハ大会 自己ベスト
SP 79.31点 80.32点
FS 158.97点 158.97点
総合 238.28点 238.28点

SPの自己ベスト80.32点は、2022年モンペリエ大会で記録したものです。

一方、FSと総合は2026年プラハ大会で更新しました。

つまり、今回の「自己ベスト更新」は、ショートを含むすべての種目ではなく、フリーと総合得点についての記録です。

この違いは、競技結果を正しく理解するうえで重要です。

2026年世界選手権の日本女子代表も躍進

坂本選手だけでなく、日本女子全体の結果も見逃せません。

2026年の日本代表女子は、坂本花織選手、千葉百音選手、中井亜美選手の3人。

選手 SP順位 FS順位 総合順位 総合得点
坂本花織 1位 1位 1位 238.28
千葉百音 2位 2位 2位 228.47
中井亜美 8位 8位 9位 200.00

坂本選手と千葉選手が表彰台の金・銀を獲得し、中井選手も200点の大台に到達しました。

日本女子の層の厚さを世界に示した大会でもありました。

【経歴・年表】2022~2024年の世界選手権3連覇からプラハの4度目の頂点まで

坂本花織選手は2000年4月9日生まれ、兵庫県神戸市出身。4歳でスケートを始め、中野園子コーチらの指導を受けながら成長しました。

国際大会で実績を積み重ね、2018年平昌五輪では6位入賞。2022年北京五輪では女子シングル銅メダルを獲得し、世界選手権でも優勝しました。

その後の3年間は、女子シングルの世界トップに君臨する時代となります。

坂本花織の主な競技経歴
年 出来事 意義・関係者
2000年 神戸市で誕生 4月9日生まれ
2004年 スケートを開始 中野園子コーチらに師事
2018年 平昌五輪6位 初めての五輪出場
2022年 北京五輪女子銅・団体銀 世界選手権初優勝
2023年 世界選手権優勝 2連覇を達成
2024年 世界選手権優勝 日本女子初の3連覇
2025年6月 現役引退を表明 2025-26シーズンを最後と発表
2026年2月 ミラノ五輪女子銀・団体銀 3大会連続の五輪出場
2026年3月27日 プラハ世界選手権優勝 4度目の世界選手権制覇
2026年5月13日 引退記者会見 指導者への転身を表明

世界選手権3連覇という偉業

2022年、坂本選手は北京五輪の銅メダルに続いて、フランス・モンペリエで開催された世界選手権で初優勝しました。

翌2023年はさいたま大会で連覇。

さらに2024年のモントリオール大会でも優勝し、日本女子として初めて世界選手権3連覇を達成しました。

2025年はアリサ・リュウ選手に次ぐ2位となりましたが、2026年のプラハ大会で再び頂点に返り咲きました。

この4度目の優勝によって、坂本選手は日本女子の世界選手権優勝回数で単独最多となりました。

2026年の世界選手権・日本代表一覧

坂本選手が出場した2026年大会には、日本から男女シングル、ペア、アイスダンスの選手たちが派遣されました。

- 男子シングル:鍵山優真、佐藤駿、三浦佳生
- 女子シングル:坂本花織、千葉百音、中井亜美
- ペア:長岡柚奈・森口澄士
- アイスダンス:吉田唄菜・森田真沙也

フジテレビの大会代表選手情報でも、この日本代表メンバーが掲載されています。

【五輪からプラハへ】アリサ・リュウとの1.89点差が引退前の再挑戦につながった

2026年2月のミラノ・コルティナ五輪。

坂本選手にとって、3度目のオリンピックでした。

女子シングルでは金メダルを目指していましたが、結果は銀メダル。優勝したアメリカのアリサ・リュウ選手との得点差は、わずか1.89点でした。

ミラノ五輪の女子シングル結果
順位 選手 国 総合得点
1位 アリサ・リュウ アメリカ 226.79
2位 坂本花織 日本 224.90
3位 中井亜美 日本 219.16
4位 千葉百音 日本 217.88

坂本選手はショートプログラムで2位につけ、フリーでも147.67点を記録しました。

しかし、フリー後半の3回転フリップで予定していたセカンドジャンプをつけられないミスがあり、リュウ選手に届きませんでした。

北京五輪では銅メダル、ミラノ五輪では銀メダル。

着実に結果を伸ばしてきただけに、最後のオリンピックで金メダルに届かなかった悔しさは大きかったようです。

なぜ引退するはずだったのに世界選手権へ出場したのか

坂本選手は2025年6月20日、2025-26シーズン限りで現役を引退すると発表していました。

当初はミラノ五輪を競技人生最後の大会と考えていたのです。

しかし、五輪のフリーで納得のいく演技ができなかったことが、気持ちを変えるきっかけになりました。

世界選手権への出場理由について、坂本選手は大会前の取材で次のように説明しています。

「五輪でやっぱりやり切れなかったのが一番大きかった。もうちょっとできたはずだなと。まだ動ける体なのに諦めるのはもったいないと思って出ようと決めました」

この発言は2026年3月25日付の日刊スポーツの取材記事で紹介されたものです。

3月7日には、世界選手権が現役最後の大会になることを公に表明。

五輪で感じた悔しさを、最後の世界選手権で晴らす道を選びました。

五輪の悔しさを世界選手権の金メダルに変えた

注目したいのは、坂本選手が引退そのものを撤回したわけではないことです。

現役を続けるために世界選手権へ出たのではなく、決めていた競技人生の終わり方を、自分が納得できるものにするための再挑戦でした。

五輪の銀メダルも十分に素晴らしい実績です。

それでも、本人にとっては金メダルを目指してきた最後の五輪で、演技を出し切れなかったことが心残りになっていました。

プラハ大会での優勝は、その心残りに自分自身で決着をつけた結果だったのです。

【歴代優勝回数】坂本花織の世界選手権4勝はどれほどすごい記録なのか

坂本選手の世界選手権4度目の優勝は、日本女子フィギュアスケートの歴史において大きな意味を持ちます。

これまで日本女子には、複数回の世界選手権優勝を達成した選手がいました。

代表的な選手として、伊藤みどりさん、佐藤有香さん、荒川静香さん、安藤美姫さん、浅田真央さんなどが挙げられます。

その中でも、坂本選手の4度という優勝回数は日本女子の新記録です。

世界選手権で4回優勝する難しさ

世界選手権は、毎年世界中のトップ選手が集まる最高峰の大会です。

一度優勝するだけでも極めて難しい競技ですが、複数年にわたって優勝を続けるには、技術だけでなく、体力、精神力、コンディション管理、プログラムの完成度が大切です。

坂本選手の場合、2022年から2024年までの3連覇に加えて、2026年にも優勝しました。

2025年に優勝を逃した後、再び世界の頂点に戻ったことも評価すべきポイントです。

世界的な歴代記録との比較

世界的に見ると、アメリカのミシェル・クワンさんは世界選手権で5度の優勝を経験しています。

優勝年は1996年、1998年、2000年、2001年、2003年です。

ISUの選手プロフィールでも、5度の世界女王として紹介されています。

坂本選手は4度の優勝によって、クワンさん以来となる女子シングルの歴史的な記録を残しました。

ただし、両者の競技時代や採点制度は異なります。単純な得点比較ではなく、異なる時代に世界トップを維持した実績として評価することが適切です。

坂本花織が残した4つの世界選手権タイトル

- 2022年:初優勝
- 2023年:2連覇
- 2024年:3連覇
- 2026年:4度目の優勝

2025年を挟んで再び頂点に立ったことは、長期的な競技力の高さを示しています。

【現役引退後】坂本花織は指導者へ!恩師・中野園子コーチから受け継ぐもの

2026年5月13日、坂本花織選手は地元・神戸市内で現役引退の記者会見を開きました。

これにより、プラハ大会が現役最後の競技会だったことが改めて示されました。

今後の進路として本人が選んだのは、指導者の道です。

4歳から指導を受けた中野園子コーチの存在

坂本選手の競技人生を語るうえで欠かせない人物が、中野園子コーチです。

坂本選手は4歳でスケートを始めて以来、中野コーチらの指導を受けてきました。

長年にわたる師弟関係は、単に技術を教える側と教わる側という関係にとどまりません。

北京五輪の銅メダル、世界選手権3連覇、ミラノ五輪の銀メダル、そして最後の世界選手権での優勝。

数々の大舞台をともに経験してきた存在です。

日刊スポーツの2026年2月20日の報道では、坂本選手と中野コーチの間に、2024年秋に一時的に距離を置いた時期があったことも紹介されました。

長い師弟関係には、意見の衝突や葛藤もありました。それでも最終的に、再び同じ目標に向かって歩んだことは、二人の関係の深さを物語っています。

引退会見で明かした指導者としての理想

2026年5月13日の引退会見で、坂本選手は指導者としての目標について語りました。

「中野先生みたいな先生になりたい」

加えて、技術面だけではなく、人間性についても次世代の選手に伝えていきたいという考えを示しました。

この発言から見えてくるのは、単に自分の技術を後輩へ伝えるだけではない指導者像です。

引退後は神戸を拠点に後進育成へ

坂本選手は神戸を長年の練習拠点としてきました。

今後は指導者として後進の育成に携わる意向を示しており、これまでの経験を次世代に伝えることが新たな目標になります。

特に、世界選手権4度優勝、五輪3大会出場という実績は、技術面だけでなく、長期的な競技生活を支える考え方を伝えるうえでも貴重な財産です。

ただし、指導者としての具体的な担当選手や役職などについては、今後の正式な発表が注目されます。

坂本選手自身が目指しているのは、中野コーチの教えを受け継ぎながら、自分らしい指導を実践することです。

競技者としての坂本花織はプラハで幕を閉じましたが、今度は指導者として新しい挑戦が始まります。

【よくある質問】坂本花織の世界選手権に関するFAQ

Q1:坂本花織は世界選手権2026で何位でしたか?

A1:女子シングルで優勝しました。SP79.31点、FS158.97点、総合238.28点を記録し、SP・FSともに1位でした。

Q2:坂本花織の世界選手権優勝は何回目ですか?

A2:通算4回目です。2022年、2023年、2024年、2026年に優勝しました。2022~2024年は3連覇を達成しています。

Q3:坂本花織は世界選手権2026で自己ベストを更新しましたか?

A3:はい。フリーで158.97点、総合で238.28点を記録し、両方の自己ベストを更新しました。SPの自己ベストは2022年に記録した80.32点です。

Q4:ミラノ五輪で坂本花織はなぜ金メダルを逃したのですか?

A4:女子シングルで224.90点を記録しましたが、フリーでジャンプのミスがあり、226.79点のアリサ・リュウ選手に1.89点差で敗れました。結果は銀メダルでした。

Q5:坂本花織はなぜ五輪後に世界選手権へ出場したのですか?

A5:五輪のフリーで納得できる演技ができず、やり切れなかったという思いがあったためです。最後の競技会で完全燃焼したいという気持ちから出場を決めました。

Q6:坂本花織はいつ現役を引退しましたか?

A6:2025年6月に2025-26シーズン限りでの引退を表明し、2026年3月27日の世界選手権を現役最後の競技会としました。5月13日には神戸市内で引退会見を開いています。

Q7:坂本花織の引退後の仕事は何ですか?

A7:指導者を目指しています。恩師の中野園子コーチのように、技術だけでなく人間性も伝えられる指導者になりたいという考えを明かしています。

坂本花織選手の世界選手権2026は、日本フィギュアスケート女子の歴史に残る大会となりました。

2022年から2024年までの3連覇、ミラノ五輪での銀メダル、そしてプラハ大会での4度目の世界一。

五輪の悔しさを抱えたまま競技生活を終えるのではなく、もう一度氷上に立ち、自分自身が納得できる演技を追求したことに、坂本選手の競技者としての強さが表れています。

特に、現役最後の大会でフリー158.97点、総合238.28点という自己ベストを記録したことは、長年にわたる努力の集大成でした。

そして2026年5月、正式に引退を発表。今後は指導者として次世代の選手を育てる道へ進みます。

坂本花織の競技人生は、4度目の世界選手権優勝で幕を閉じました。しかし、彼女が世界の舞台で培った経験は、これからの日本フィギュアスケート界に受け継がれていきます。

プラハでのラストダンスは、単なる引退試合ではありません。世界女王から未来の指導者へと、新しい一歩を踏み出すための大切な舞台だったのです。

主な参考資料:国際スケート連盟(ISU)2026年世界選手権公式リザルト・選手プロフィール、日本オリンピック委員会(JOC)、日本スケート連盟関連大会情報、フジテレビ「フジスケ」、日刊スポーツ、神戸新聞、テレビ朝日報道。

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大楠 志音

メーカー公式スペックシートと実機検証を突き合わせて評価。ベンチマークは測定条件を明記し、自前計測値と公表値を区別して記載します。

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